AIデータとリーガルテック、ロボット知財を循環活用する「IPaaS」型プラットフォームを共同発表

AIデータ株式会社とリーガルテック株式会社は、フィジカルAI（ロボット）領域の知財を循環的に活用する「IP as a Service（IPaaS）型プラットフォーム」を共同発表。ロボット開発で生まれる発明・ノウハウ・制御データをテンプレート化し、保護・販売・改良までを一気通貫で運用する。

M&A、資金調達、技術デューデリジェンスでの活用を想定したデータルームを備え、コンタミネーション防止に配慮した運用を可能にするとしている。

新モデルの概要

従来は開発が完了した時点で技術が社内に埋もれ、再利用や収益化が難しい課題があった。

両社は、発明から販売まで分断されがちだった工程を継続運用するIPaaSモデルを構築。
無形資産をテンプレートとして再利用し、技術価値を説明しやすくすることで、資金調達やアライアンス検討における技術評価の効率化、中小ロボット企業の知財運用負荷の軽減につなげる。

同モデルは自動知財ループを中核に据える。

という循環を継続運用する。

データ基盤にはAI Robotics on IDXを用いて制御データ、試験データ、動作ログを整理・一元管理し、知財テンプレート化の素材を整備する。

ロボット技術の評価に必要な情報を安全に共有するデータルームを提供する。

権利・仕様・実装・試験結果などの資料をVDRで集約し、第三者評価の過程でのコンタミネーション防止に配慮。

M&A、資金調達、技術デューデリジェンスの各場面での活用を見込む。

適用分野は以下を想定している。

まず日本国内のロボット企業で導入・検証を進め、テンプレート整備や実務運用の知見を蓄積したうえで、アジア・欧米市場への展開を検討する。