ソニーグループ株式会社は、エンタテインメントロボット「aibo」(アイボ)の将来的な機能・サービスの可能性拡大を目指し、国内外2つの大学研究室への研究協力を開始すると発表した。
あわせて、2026年7月21日から23日まで米国カリフォルニア州で開催される世界最大級のコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の国際会議「SIGGRAPH 2026」に出展し、研究開発用途向けのaibo試作機をソニーグループブース(ブース番号:643)にて展示する。
東大・UCバークレーにaibo試作機を貸出
今回の連携先は、東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻の岡田慧教授の研究室と、カリフォルニア大学バークレー校 電気工学・コンピュータサイエンス学科のKanazawa Angjoo助教授の研究室の2拠点だ。
同社はそれぞれの研究室に対し、aiboの研究開発用途向け試作機と開発ツール(ベータ版)を貸し出す。岡田教授は「実世界フィジカルインテリジェンスの研究プラットフォームのひとつとして、人とロボットが共生する未来を考えるための対象になる」とコメント。Kanazawa助教授は「社会性や触覚を活用したロボット学習アルゴリズムの開発において興味深い可能性を広げてくれる」と期待を示した。
フィジカルAIの社会実装加速へ
同社はこれまで、医療機関での研究活動や教育現場での技術教育においてaiboを活用してきた実績を持つ。
今回の大学連携では、研究・開発者やクリエイターから開発機・開発環境に関するフィードバックを収集し、将来の製品開発に反映させる狙いがある。
近年国内外で進展するフィジカルAIの応用研究への貢献も明確に位置づけており、開発コミュニティと連携したロボットの社会実装に向けた取り組みを加速させる方針だ。
ロボスタオンラインセミナー情報
ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

「2050年までにサッカーのFIFAワールドカップ優勝チームに勝てる完全自律型ヒューマノイドチームを実現する」という壮大な目標を掲げて、ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタートしました。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。
その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)などへ分野を拡大し、世界中の研究者や学生が参加するロボット・AI研究の国際プラットフォームへと発展しています。
本セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長であり、東京情報デザイン専門職大学教授の岡田浩之先生をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。
さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。
先着50名様を無料でご招待します。詳しくはこちら。

