VRcon for Pepper」のライセンス提供を開始 ~システムインテグレータ各社による遠隔操作ソリューションの構築をサポート~

ソフトバンクグループのアスラテック株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:酒谷 正人、チーフロボットクリエイター:吉崎 航)は、ソフトバンクロボティクス株式会社の人型ロボット「Pepper」を遠隔操作するシステム「VRcon for Pepper」(ブイアールコン・フォー・ペッパー。以下、VRcon)のライセンス提供を、システムインテグレータ向けに7月21日より開始すると発表した。

VRconは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを使って、インターネットに接続されたPepperを遠隔操作できるようにするソフトウエアです。Pepperを遠隔で動かすだけでなく、映像や音声を使ったやり取りも可能で、遠隔地にいるオペレータの声をPepperのスピーカーで出力できるほか、オペレータがキーボードで入力した内容をPepperの声で読み上げる機能も備えています。従来Pepperは、あらかじめプログラムされた動作などしかできませんでしたが、VRconを使うことで人間のリアルタイムでの操作による自由な動きや会話が可能となる。

今回、日本電気株式会社、株式会社日立システムズ、フューブライト・コミュニケーションズ株式会社、M-SOLUTIONS株式会社、TIS株式会社にVRconのライセンスを提供開始します。VRconのライセンス提供により、各社がそれぞれ得意とする分野やお客さまに向けて、ロボットの遠隔操作を生かしたソリューションを手軽に構築できるようになる。

またアスラテックは、7月21日より開催される、Pepperの活用事例やロボアプリを紹介する法人向けイベント「Pepper World 2016 夏」に、VRconを出展し、同イベントの展示ブースにて、VRconの実演や、映像による活用シーンの紹介などを行うことを発表している。

アスラテックは、「今後もさまざまなアプリ開発会社やシステムインテグレータと連携して、ロボットの遠隔操作を生かしたソリューションの構築を進めていきます」と語っている。

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ロボスタ編集部

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