Siriじゃだめなんですか、Alexaじゃないとダメなんですか?! Amazon Echoに思うロボットとの会話と知性

Amazon Echo(エコー)が大人気です。
これですね。

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世界で650万台も売れているらしいAmazon Echo。なにがすごいのか?

筒型のスピーカーです。デザインにはなんの特徴もない筒型のスピーカーです。
卒業証書を折らずに持って帰れます。
いやスピーカーです、スピーカー。
いや、スピーカーは大事だけれども、なんでそんなにも人気があるのでしょう。
このスピーカー、人の言うことを、聞き取ることができます。なんと筒型の頭頂部にはグルリと7個ものマイクが内蔵されています。
なんでこんなにたくさんのマイクを積んでいるのでしょうか。

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筒の頭頂部にグルリと小さい穴があいているけれど、ここにマイクが7個も入っている・・な、なんで?

たくさんのマイクは、部屋中どこから誰に話しかけられても、決して聞き逃さないよう工夫した結果のデザインです。
あ、あなどれませんね。このスペシャル感。
てか、スピーカーなのにマイク?

で、なぜこんなに海外で売れているのかというと実は「AI音声アシスタント」にインターネットで繋がっていて、ユーザーがいろいろな質問やお願いを話しかけると、エコーを通してAI音声アシスタントがそれに応えてくれるのです。
そのネットの向こうに控えているまるで人工知能のようなシステムを「Amazon Alexa」(アレクサ)と呼びます。

「アレクサ、××ってなに?」「今日の天気は?」「昨日のタイガースの試合結果は?」
Amazonのプロダクトなので、声でいろいろなものが注文もできます。Amazonのストアに限らず。
例えば、「ファインディングニモってなに?」って英語で聞くと、「ファインデング・ニモは2003年のディズニーの映画で・・・」と音声で解説してくれます。

今月ラスベガスで開催されたイベント「CES 2017」の主役は「アレクサ」だと言うウワサがあるくらいの注目度です。
なんたって、クルマ、冷蔵庫、スマホ、スピーカー、ロボットなど、Amazon以外の会社もいろいろな製品にアレクサを繋げてしゃべり出させようと参考出品しました。その数は500を超えていたとか。

これを追従しているのがGoogleの「Google Home」です。いずれも英語版ですが、日本人の有名人やスポーツ選手のことを尋ねても、きちんと回答してくれます。

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要するに「Siri でしょ?」って人は要注意。
似ているけれど違います。
Siriに「ファインディングニモってなに?」と聞くと(日本語)、今日も相変わらず「その情報がみつかりました」と言って、ウィキペディアのページを画面に表示します。
ちゃんと声で説明して欲しい!!

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似ているけれど違う。
対象に画面があるものと画面のないものを想定している違いと言ったらそれまでです。
画面がなくても使い勝手がよいもの、知性を感じるものと感じないもの
ちょっとの違いだけど、技術的には大きな違いがあります。

ロボットに求められているものはどちらなのか、明白ですよね。

コラムの最後に、自動車メーカーのフォードにアレクサを積むとこんな未来になる、というイメージ動画(英語版)をどうぞ。

思えば、カーナビだって画面の地図なんか見せないで、「その信号(交差点)を右」、とか「T字路を左」とか、言って欲しいですよね。人間のナビゲーターならきっとそうするはず。

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神崎 洋治
神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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