【PAC2017 決勝進出アプリ紹介 vol.1】「図書館Pepper」&「バーテンダー for Pepper」

本日2月8日より開催中の「Pepper World 2017」にて、同イベント2日目(2月9日)に開催されるアプリコンテスト「Pepper App Challenge 2017」の決勝進出作品10作品が展示されています。

ロボスタでは、これらの10作品を全てご紹介していく予定です!

一本目となる今回は、「図書館Pepper」、そして「バーテンダー for Pepper」をご紹介します。



図書館Pepper

チームMOMONGAが開発した「図書館Pepper」は、その名前の通り、図書館で利用されるアプリです。都内の「江戸川区立篠崎図書館」に導入されており、日々来館者にサービスを提供しています。

できることは、以前に記事でご紹介した際には、「よくある質問」や「ニュース」などの事前に回答を決めているもの、そしてTalkQAというシステムを活用した「自由回答」の機能の2つだったのですが、今回新たに閲覧席の予約機能が追加されていました。

DSC_0031
篠崎図書館で利用されている図書館カードをPepperに見せると、

DSC_0033
空いている席が表示されます。そして、座りたい席を選択すると、

DSC_0035
横のプリンターから予約票が発行される仕組みになっています。

この閲覧席の予約は、ほとんどPepperの胸についているタブレットの操作だけでできてしまいます。図書館ではあまりうるさくできないということで、声での操作よりもタブレットでの操作が求められるようです。確かに図書館は静かですもんね。

ただ、そうなると「これはPepperでなくても良いのでは?」ということも考えてしまいます。しかし、あくまでこの座席予約機能は、図書館Pepperの機能の一つ。本当の魅力は「自由回答」の方にあるのです。


shinozaki-toshokan-main
こちらの記事でもご紹介している通り、図書館専用の会話データベースを作ってそれを読み込ませているため、図書館に特化した情報を元に会話をすることができるというのが図書館Pepperのポイント。スタッフに聞くようにPepperに話しかけると回答してもらえる。そしてかつ座席予約も行なってくれる。多岐にわたる機能が用意されていることで、役に立つPepperが突き詰めて考えられているのが図書館Pepperの良さと言えるでしょう。



バーテンダー for Pepper

「HappyHack feat. 太田智美」が開発したバーテンダー for Pepper。なんとPepperがバーテンダーになって、お酒を注いでくれるというものです。

Pepperは、握力がほとんどありません(200g程度)。そのため、誰も「ワイングラスを持たせよう」なんて危険なことは考えなかったのですが、そこにあえて挑戦しています。

DSC_0045

お酒がこぼれる可能性を考えて、腕にはビニールが巻かれている。

指定された場所にグラスを置くと、Pepperがそれを認識。グラスを持って、何度か振って持てていることを確認した後、ワインサーバを制御して、飲み物を注いでくれます。


DSC_0038

会場の都合で本物のお酒を持ち込むことはできなかったため、選択した味のアロマオイルが入った水が注がれる。ボトルだけ余市。
すごい!

「バーテンダー for Pepper」には、ポイント管理機能が搭載されています。各グラスにポイントが付与されており、そのポイントが不足しているとPepperはお酒を注いでくれません。スマホアプリでグラスにポイントをチャージすることができるようになっているため、バー等で利用される際にも常に店員さんがPepperに張り付いている必要はなく、グラスのポイントを管理するだけでお酒を販売することができるのです。

以前にも記事でご紹介した通り、こちらのアプリは土浦市にある「テクノロジーカフェシンギュラリティ」にて実証実験が行われました。その際には、来店した全てのお客がPepperが販売するお酒を購入したということです。やっぱりバーにロボットがいたら、ついロボットにお酒を注いでもらいたくなりますよね。


DSC_0046

HappyHack feat. 太田智美

会場ではお酒を飲むことができませんでしたが、Pepperに注いでもらったお酒をそのうち飲んでみたいものです。

ということで、今回は「Pepper App Challenge 2017」の決勝進出作品のうち2作品をご紹介しました。続きもお楽しみに!

ABOUT THE AUTHOR / 

ロボスタ編集部
ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

PR

連載・コラム