犬型ロボット「なでなでワンちゃん」、集中力を高める効果を確認したと発表
ペット型コミュニケーション・ロボットの企画開発をしているトレンドマスター株式会社は、帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科生理心理学研究室、小川家資(おがわいいじ)教授の研究室との共同研究により、本物の犬の声で撫でると鳴く、呼ぶと答える同社商品の「なでなでワンちゃん」に、人の注意・集中力を高める効果があることを確認した。
研究室の実験では、実験参加者に簡単な計算の課題を与えた後、「なでなでワンちゃん」で遊んでいるときと、雑誌を読んでいるときの前頭前野の脳波測定を行った。
結果、実験参加者14人中9人に「なでなでワンちゃん」と遊んでいるときの方が注意・集中力が高まることが確認され、鳴き声が変化したり音に反応して鳴く「なでなでワンちゃん」と遊んでいる間、注意・集中していると考えられ、人の脳活動の活性化に役立つ可能性があることが判ったのだという。
同商品は、開発中の介護ロボット等について、介護現場での使い勝手のチェックやニーズの収集など、企業が機器開発上有用となる情報を収集するためのモニター調査を行うことを目的としたテクノエイド協会の「介護ロボット実用化支援事業」にも採択されている。
トレンドマスターと帝京科学大学は、住宅事情やアレルギー、世話が重荷となるなど、犬を飼いたくても飼えない人が増加している近年、今後も犬好きの人のクオリティ・オブ・ライフを高めるペットの代理について、共同研究を推進していくと述べている。
「なでなでワンちゃん」の特徴
犬のぬいぐるみの内部にスマホのパネルに活用されている静電センサーを使用し、頭、背中・尻尾の3か所に配置。今までのスイッチとは違い、撫でると触るの違いを感知して、鳴き声を変える。鳴き声は本物の犬の声を録音している。また、新たに音センサーも内蔵し、呼べば答える新機能も追加している。
■「なでなでワンちゃん」動画
▽商品概要
商品名 | 「なでなでワンちゃん」3種類(トイプードル・しば・ミニチュアダックス) |
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価格 | 7,538円 (税込み) |
セット内容 | なでなでワンちゃん 本体 |
商品サイズ | W330 × H140 × D220 mm |
商品重量 | 230g |
取扱場所 | 百貨店・専門店・カメラ量販店・Web販売・通信販売・病院売店・介護用品店、他 |
仕様電池 | 単4アルカリ乾電池2本(別売り) |
対象年齢 | 3歳~ |
トレンドマスター株式会社