ソフトバンク・産総研・三菱電機がAIロボット協会主催のコンペで見事優勝

ソフトバンク・産総研・三菱電機がAIロボット協会主催のコンペで見事優勝

ソフトバンクは、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)および三菱電機との合同チーム「Group6」で、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が主催する「ロボット基盤モデル開発コンペティション」に出場し、優勝した。

コンペの概要と参加背景

本コンペは2025年4月15日から2026年2月16日にかけて開催され、国内外の大学・企業・研究開発機関などから構成される6チームが参加した。参加チームは、AIRoAが収集した数万時間に及ぶ大規模なロボット動作データセットを活用し、生活支援ロボットを動かすロボット基盤モデルの構築を目指した。

競技内容は、調理器具を使って食品を掴む、服をハンガーに掛けるといった日常作業を実世界においてロボットが遂行する能力を競うものだった。なお、本コンペは経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する国内の生成AI開発力強化プロジェクト「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)」の支援を受けてAIRoAが開催したものである。

データキュレーション技術が優勝の決め手

13人のメンバーで構成された「Group6」は、各組織が役割を分担して課題に挑んだ。ソフトバンクはAIモデルの学習・評価、データ処理・学習パイプライン構築、シミュレーションによる検証を担当。産総研の人工知能研究センター(実体知能研究チーム、コンピュータビジョン研究チーム)はデータキュレーション手法の提案と実装、AIモデルの学習高速化手法の提案、AIモデル学習・評価、プラットフォーム構築、ロボット実機による検証を担った。三菱電機はAIモデル学習高速化手法の実装と性能評価を行った。

同チームの最大の強みは、収集された各ロボットのデータの質を自動で評価・選別するデータキュレーション技術にある。絞り込まれた高品質なデータに基づいてロボット基盤モデルの追加学習を実施した結果、ロボットの実作業成功率を基準とするスコアでトップを獲得し、優勝を果たした。

コンペはStage1で6つの研究グループが異なるアプローチでロボット基盤モデルの可能性を検証し、その成果を踏まえて有望なチーム・アプローチをStage2に集約する構成で進められた。

今後は、本コンペで得られた知見を論文発表などを通じて公開していく予定であり、AIロボットの社会普及に向けた取り組みを継続する方針だ。

《ロボスタ編集部》

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