中国ネット大手Baidu、DuerOS搭載の「Little Fish(小魚在家)」でAmazon Echoに対抗か?

中国Baiduも携わるAI音声アシスタントロボット「Little Fish(小魚在家)」登場!でお伝えした中国のロボットについて改めて調べてみたい。



Photo: 小鱼在家首页

「Little Fish(小魚在家)」はコミュニケーションロボットとスマートスピーカーの中間的なデバイスだ。ロボットのようなハードウェア構成を持つが、会話ではなく命令に答える作りになっており、その点スマートスピーカーの設計思想に近い。


搭載される音声会話エンジンは、BaiduのAIアシスタント「DuerOS」が採用されている。音楽再生、ニュース、質問への回答、スケジュール管理、スマートホームデバイス制御、ビデオフォンなどが主な機能として用意されている。Echoであれば「Alexa」と呼びかけるが、こちらは「xiaoyu(シャオユー)」と中国語で呼ぶことで反応する。基本的にEchoにできる機能はほとんどカバーされている状況だ。



Photo: 小鱼在家首页

一方、通常のEchoにはない(「今はまだない」という方が正しい表現かもしれないが)、本体にはカメラや、タッチセンサー付きの液晶ディスプレイ、サーボモーターを搭載しているところが大きな違いとなっている。


カメラによる人の特定や、ディスプレイをによるビデオチャットや動画再生などが可能になるのは現在のスマートスピーカーを超えたスペックと言える。また首が動くため、ロボットのように愛着を持ちやすいこともスマートスピーカーに比べて有利な点かもしれない。スマートフォンを使って遠隔操作で、部屋の中の監視・確認も可能だ。またタッチパネルを搭載していることで使い勝手が良い場合もあるだろう。



Photo: 小鱼在家首页

気になる価格は現在3,299元、日本円でおよそ53,905円だ。Amazon EchoやGoogle Homeなどのシンプルなスマートスピーカーと比較すると高価格だが、いわゆるコミュニケーションロボットの価格帯と比較するとリーズナブルだ。機能的な部分だけでなく、価格的にもコミュニケーションロボットとスマートスピーカーの中間的な存在だと言える。


僕はこう思った:

スマートスピーカーの高性能化と、コミュニケーションロボットの低価格化のいきつくところは、そのいいとこ取りをした中間点にあるのかもしれません。Lineが発表したClova Smart Display Faceは、まさにそこを狙ったプロダクトのように思います。




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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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