中国Baiduも携わるAI音声アシスタントロボット「Little Fish(小魚在家)」登場!
米国で好調な売れ行きを閉めているAI音声アシスタントのAmazon EchoやGoogle Home。
この対抗プロダクトとして、中国の新興企業「A.I Nemo(Ainemo)」が中国インターネットサービス大手Baiduと提携し、「Little FIsh(小鱼在家)」を発表した。
音声会話エンジンは、Baiduの新しいAIアシスタント「DuerOS」が搭載されており、翻訳、株価チェック、検索、ニュースなどの機能が実装されている。DuerOSのAIは機械学習を活用し、ユーザーの好みを学習していくという。
そして、ライバルのデバイスにはない大きな特徴として、タッチパネルの液晶ディスプレイ(8インチ)とウェブカメラ(1080p)が搭載されている点があげられる。
この装備により、ライバルが現状ではできていない動画再生や、ビデオチャットも可能となっているわけだ。
また稼働部位がないライバルと異なり、ディスプレイ+カメラ部分が動かせるというのも違いになっている。
この「Little FIsh(小鱼在家)」は、幾つかの仕様の違いで4種類がラインナップされるが、価格は日本円で29,000円〜45,000円程度となっており、ディスプレイやカメラを内蔵しないアメリカのAI音声アシスタントと比べて特に高い設定とはなっていない。
ボディサイズは大小2種類あり、ボディのカバーの色を変えることもできる。
こちらも動画で主な機能、スマートフォンとの連携の様子もわかる。
ちょっと昔のiMacに似てるような・・・。
それはさておき、AI音声アシスタントにディスプレイ、カメラ、サーボを搭載するのはこれからも流行りそうな予感がします。特に、カメラがあれば音声以上に人間の識別もできるようになるので、よりプライベートな活用もできるようになると思っています。
小鱼在家首页
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。