「NASA公認×STEAM教育」火星探査車を自分で組立可能?万博開催中に日本初上陸

2025年8月現在開催中の「大阪・関西万博」のテーマ《いのち輝く未来社会のデザイン》に呼応するかのように、未来を体験できる革新的な教育ツールが日本に登場した。

 

NASA公認の火星探査車を自分の手で組み立て

クロアチア発の教育系テクノロジーブランド「CircuitMess(サーキットメス)」が開発した「NASA公式ライセンスの組み立て式ロボットキット」が、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で2025年7月末に日本初上陸を果たした。

この火星探査ロボ・ローバーは、実際の火星探査ミッションに使われた「Perseverance(パーサヴィアランス)」をモデルに開発されている。付属の電子パーツやモーターを使って自分で組み立て、プログラミングによって動きを制御することができる。さらに、Wi-Fi接続でカメラ映像をスマートフォンにリアルタイムで送信し、遠隔操縦も可能。

単なる「おもちゃ」ではなく、STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Arts, Mathematics)や親子の学び時間に活用できる本格的なロボット教材として位置付けられている。

 

未来の学びは体験から始まる

このキットには、教育現場で注目されている「STEAM教育」の要素がすべて含まれている。理系科目が苦手な子どもでも、遊びながら自然とテクノロジーに触れられる構成となっている。

上位セットには、スマートフォン通知をミラーリング表示できるスマートウォッチ「アルテミスウォッチ」が付属。このウォッチからローバーの操作を行ったり、プログラムを転送したりと、デバイス連携の楽しさも体感できる。

 

日本独占ライセンス、数量限定での先行販売

このプロジェクトは、日本では本クラウドファンディングでしか手に入らない数量限定モデルだ。輸入・販売を手がけるのは、日本国内のクラウドファンディング支援実績豊富な専門チームである。

万博開催という機運の中、「日本でも未来教育をもっと身近に届けたい」という想いから本企画がスタートした。わずか数日で支援者100名を突破し、支援総額500万円に迫る勢いを見せている。

【プロジェクト概要】
・日本 先行販売期間:2025年7月31日〜9月30日
・プラットフォーム:CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
※数量限定、最大40%OFFにて開催中

 

世界60カ国で展開する教育ブランド

CircuitMessは「未来のイノベーターを育てる」を使命に掲げ、世界60カ国以上でSTEAM教材を展開してきた。AI、プログラミング、電子工作などの最先端分野を、子どもから大人まで楽しみながら学べる製品を開発している。

2025年の大阪・関西万博が掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」の理念とも響き合い、宇宙探査ロボット「Rover」やスマートウォッチ型コントローラー「Artemis Watch」を通じて、未来を体験する機会を提供している。

 

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杉田 大樹