
国内外約80名の学生で構成される火星探査ローバー開発団体「KARURAプロジェクト」は、火星探査を模擬した国際大会「University Rover Challange (URC) 」への出場資金を獲得するためのクラウドファンディングを2025年6月10日まで、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREで実施している。(クラウドファンディングのページを見る)
クラウドファンディングの1stゴールは100万円。開催形式は集まった金額を獲得する”All-In”形式となっている。
支援金はローバーの製作費と大会会場への遠征費に充てられる
現在実施されいるクラウドファンディングはKARURAプロジェクトが参加する火星探査を模擬した国際大会「University Rover Challange (URC) 」への出場資金を獲得するために行われており、支援金は主にローバーの製作費とアメリカ合衆国・ユタ州での大会会場への遠征費に充てられる予定。
KARURAプロジェクトはこれまでに4機の試作機を製作し、実証実験などを行ってきており、現在は2025年5月に開催されるURC Finalへの2度目の出場に向け、実験・練習を行っている。
KARURAプロジェクトについて
KARURA(カルラ)プロジェクトは、日米の学生が協働して火星探査機を作り、米国・ユタ州で開催される「Univerisity Rover Challenge(URC)」への出場を目指しており、国際チームを構成して探査機の開発を行うことで、今後の「学生主体の国際宇宙開発」の推進を目指す。
KARURAプロジェクトが参加を予定するURCは、大学生を対象とした世界最高峰の火星探査機のコンテストで2025年が20回大会となる。
世界中から参加する114チームから、書類による事前審査を通過した38チームのみが、2025年5月に米国・ユタ州南部にある砂漠で開催される本戦に出場する。チームは事前審査と本大会における4つのミッション(機器整備、運搬、自律走行、生命探査)において各100点満点で評価され、これらに予備審査の得点を加えた500点満点で得点を競う。
事前審査では、具体的な機器概要や開発状況をまとめた2度の中間報告レポートの提出が審査の対象となる。
今大会ではKARURAプロジェクトを含む2チームが日本からの本戦出場チームとなり、世界中の学生らとしのぎを削る。(クラウドファンディングのページを見る)
JAXAが国際宇宙ステーションで活躍する次世代ボール型ロボットの動画を公開
月面で自律的に任務を遂行する変幻自在なAIロボット試作機 大阪・関西万博で展示実演へ 内閣府ムーンショット
月面探査車「YAOKI」が月に到着、撮影にも成功!日本の民間企業で初の快挙 パンチ工業の 3D 測定技術が貢献
月面の物理シミュレーションの開発にVMC Motionが着手 資源掘削や月面基地建設をバーチャルで実現 NASA「アルテミス計画」周辺環境も
月面でもSLAM自動運転技術の自己位置推定の精度向上へ パナソニックと大成建設が国交省「宇宙無人建設革新技術開発推進事業」継続
この記事を読んだ人におすすめ
-
SpaceX「Falcon 9」で月へ 国産の月面探査車「YAOKI」地球からのリモート操縦に挑む 最終統合に成功
-
人生に寄り添う/科学を探求する/難環境で活動する「AIロボット」の実演や体験型展示 「ムーンショット目標3 公開シンポジウム2025」展示内容を発表
-
月面探査車「YAOKI」が月に到着、撮影にも成功!日本の民間企業で初の快挙 パンチ工業の 3D 測定技術が貢献
-
月面で自律的に任務を遂行する変幻自在なAIロボット試作機 大阪・関西万博で展示実演へ 内閣府ムーンショット
-
JAXAが国際宇宙ステーションで活躍する次世代ボール型ロボットの動画を公開
-
神奈川県とJR東海「FUN+TECH LABO」で宇宙に関するロボット・テクノロジーの体験イベントを開催
-
AI・VR・アバター・宇宙体験を描くSFマンガ「火星の子」無料公開 内閣府ムーンショット型 研究開発事業「Project Cybernetic being」とコラボ Neu World
-
日本全国の1/3の水道管が耐用年数を超えている・・ JAXAベンチャー「天地人」が宇宙からインフラ観測 2027年に自社衛星を打ち上げ
-
生成AIを搭載したロボット犬「Mini Pupper2」がMakuakeで予約開始 会話でコミュニケーション、ジャンケンや撮影物の説明も
-
京セラ、月と地球を結ぶ通信システムの開発と実証にKDDIとともに参画 JAXAの宇宙戦略基金事業