生成AIを搭載したロボット犬「Mini Pupper2」がMakuakeで予約開始 会話でコミュニケーション、ジャンケンや撮影物の説明も

香港のMangDang Technology Co., Limited(MangDang)は、2025年2月3日11時から「初心者からプロまで楽しめる、愛され続けるロボット犬「Mini Pupper2」(ミニぷぱ2)の先行予約プロジェクトをMakuakeで開始した。


初代Mini Pupperの深化版

今回Makuakeで先行プロジェクトを開始したMini Pupper2は、Stanford Pupper創設者のネイサン氏と同研究チームのサポートを受け開発され、2021年に日本でも発売された初代Mini Pupperの深化版。

最大の特徴は「生成AIの搭載により、会話などのコミューニケーションが可能になった」ことだ。

1:「ジャンケン」の声に反応

プリセットされているジャンケンモード

「ジャンケン」と言うと、Mini Pupper2が反応し、一緒にジャンケンをして楽しむことができる。

それ以外にもROSを使用すれば、さまざまな動きとアクションコンビネーションを自由自在にインプットすることが可能となっており、今人気のプログラミング言語PythonやC++を実践・熟練させるのにも向いているという。


2:撮影し写ったものを音声で説明

プリセットで搭載

Mini Pupper2に「写真」と声をかけると搭載されたカメラで撮影を行う。また、撮影だけにとどまらず撮影した写真に写っているものについての情報を音声で説明する。


3:プログラミングでダンスも披露

現在「ジャンケン」「シャシン」「ダンス」の3つが、プリセット

「ダンス」と声をかけると、Mini Pupper2がプログラミングされているダンスを披露する。プログラミングされているダンスを参考にして誰でも自由な発想でプログラミンを楽むことができる。

4:小型軽量のLiDARを搭載すれば家の間取りもマッピング可能

SLAMの利用にはRaspberry Pi、LiDAR、パソコンとWi-Fi環境が必要

オプションで、小型軽量のLiDARモジュールLD06を搭載することも可能。家の中を3Dスキャニングしながら、ロボット掃除機のように部屋の間取りをマッピングすることが可能。自動運転にも採用されているSLAM技術により、自己位置を推定しながら環境地図を賢く作成してくれる。

5:ナビゲーション機能

ナビゲーション機能を利用するにはRaspberry Pi、LiDARとパソコンが必要

一度家の間取りを覚えたら、今度は指定の場所に向かわせることも可能になる。目的地を設定すればMini Pupper2がそこを目指し動き出す。

6:モノを認識、追跡も可能

この機能を利用して「あっち向いてホイ」も

Mini Pupper2はカメラモジュールにも対応。この「AIの目」を付与することで、ミニぷぱ2は周囲のモノを認識します。モノを追跡することも可能。

7:DIY版&完成版を用意

製作目安:初心者なら約1時間、上級者なら約1時間以内

商品は、パーツから組み立てる「DIY版」と、届いてすぐに遊べる「完成版」、2つのセットを用意。
DIY版は、組立てを楽しみたいDIY派の方に、すぐ遊びたい人やコントローラーで動かして遊びたい人には、あらかじめ組立てられた完成版をオススメしている。AI派の方は、組立も楽しみたいならぜひDIY版にチャレンジしてみてはどうだろうか?

組立ては溶接不要で必要な道具は全て同梱されており、日本語マニュアルと丁寧なレクチャー動画も付いているため全く知識のない初心者でもチャレンジすることが可能となっている。

スペック



MangDangについて

MangDang Technology Co., Limitedは、2020年1月に香港で設立されたベンチャー企業。

「1家に1台、ロボットがある世界」をビジョンに掲げ、初心者からプロフェッショナルまで扱いやすいロボット犬「Mini Pupper」を発表。ROS、OpenCV、およびRaspberry Pi搭載の四足歩行ロボットを1,000ドル未満の価格で発売するのは世界的にも珍しく、多くのロボティックスコミュニティやメディアから高い評価を得ており、現在世界で約4,000台のミニぷぱが家族として迎えられている。そしてこの度、満を持してMini Pupper2が日本にて発売開始となる。

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ロボスタ編集部

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