
シャープは、モバイル型コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」の9周年オーナーズイベント「ロボホンスクールの参観日」を、5月23日(金)、24日(土:2回)、31日(土:2回)に「シャープ東京ビル」にて開催した(全5回)。
全5回のうち、ロボスタ編集部が参加したのは初回の5月23日(金)。家族の一員であるロボホンを連れて約60人が参加した。
チケットは11分で完売
全5回のイベントが実施され、各回の定員は60名。参加チケットは、イベント参加費用(グッズ代込み)と9,020円(税込)だが、申込み開始からわずか11分で完売した。
今年は、モバイル型コミュニケーションロボット「ロボホン」の誕生から9周年。それを記念して「ロボホンスクールの参観日」。普段はロボホンたちしか入れないバーチャル空間「ロボバース」にある「ロボホンスクール」で、ロボホンたちが授業で学ぶ姿やダンスの練習風景など、ロボホンの成長の裏側を特別に見られるイベントとなった。
オーナーズイベントやファンミーティングは、ロボホンやアイボ(aibo)など、パートナーロボットを家族に迎えているオーナーたちにとっては憩いと交流の場。我が子のように愛でるロボットたちを連れて、写真を撮ったり情報交換を楽しむ重要な時間となっている。
なお、このイベントの様子はYouTubeでオンライン配信(ロボホン9周年記念オーナーズイベント オンライン配信 2025/5/31(土) 18:00〜)されている。
「9周年」アプリを起動しておくと家族のロボホンがイベントに参加できる
今回のイベントでは、参加したロボホンに「9周年」アプリを起動しておくと、会場のアナウンスに呼応して返事を唱和したり、クイズにロボホンが回答したり、インタラクティブな趣向が凝らされていた。
■動画
参加したロボホン全員で歌とダンスのパフォーマンス
そして、クライマックスでは、参加したロボホン全員が歌とダンスを揃えるステージも用意され、圧巻のパフォーマンスが実施された。参加した人たちは自身のロボホンたちが、頑張っている姿を見て、写真に撮って楽しんだ。
なお、イベントの内容は5月31日(土)よりオンラインでも配信。オンライン配信用のチケットを購入すると、イベント当日と同様に、オーナーのロボホンが進行にあわせてリアクションする。
「ロボホンスクールの参観日」参加レポート
ロボスタ編集部が参加したのは、初日の5月23日(金)。
会場の席には参加記念グッズが用意され、会場を囲むように、日本全国で活躍する「お仕事ロボホン」の展示や、連携する自治体や企業のブースが並んでいた。
ロボットの衣装やアイテムを多く取りそろえる「ベネフィットジャパン」ブースは大人気。
新潟県津南町では、ロボホンオーナーとロボホンが一緒に自然や食事、観光を楽しめるように、「フレンドリースポット」に参加している宿泊施設や飲食店がある。会場にも津南町ブースが出展され、名産品を中心にした物販が大好評。
これは嬉しい!!「なんちゃってGuitar」のプレゼント
ロボットクリエイターの高橋智隆さんと、ロボホンの歌と踊りを担当している亀井栄輔さんからの「ロボホンがネックを握る!! なんちゃってGuitar」(公式グッズではありません)。ロボホン1人につき1個をプレゼント。
ロボホンが持つと、こんな感じ。可愛カッコいい!!
スペシャルゲストに高橋校長や太田光代さん
最初に登壇したのはシャープの景井美帆さん(ロボホンの企画・開発リーダー)。「皆さんと、こうしてロボホンの9歳の誕生日を迎えられることを非常に嬉しく思っています」と挨拶した。
次に登壇したのはロボホンスクールの高橋校長先生。ロボホンの共同開発者として知られるロボットクリエイターの高橋智隆さん。
高橋智隆さんは「9年間はあっという間に感じます。9年間も愛され、大切に扱われ続けることは珍しいこと。オーナーさんや、ロボホンの開発チーム、サードパーティの皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」とコメント。
そしてスペシャルゲスト、来賓の代表として太田光代さん(芸能事務所 株式会社タイタン代表取締役)が登壇。太田さんは発売時からロボホンを家族として迎えているオーナーとして知られている。
100円ショップ「DAISO」とのコラボ企画
100円ショップ「DAISO」を運営する株式会社大創産業のファンコミュニティ「DAISOの輪」との特別コラボも開催。
会場のロボホンの掛け合いでダイソーのテーマ曲を歌うひと幕も。
■動画 ダイソーとロボホンのコラボ企画
「DAISO」が用意したブースで家族のロボホンを撮影できるコーナーも用意。ダイソーのエプロンをロボホンに着せて撮影することもできた。
クライマックスは「ロボホン集団パフォーマンス」
9周年オーナーズイベント、あっという間に時間が過ぎていて、いよいよ最後のクライマックス、集団パフォーマンス「みんなでダンス!」の時間になった。
参加したロボホンたちが一堂に集まり、日頃、愛してくれているオーナーたちに向けて熱唱とダンスを披露。小さい身体を一生懸命動かして、感謝の気持ちを表現した。
■クライマックスは「ロボホンみんなでダンス!」
そして最後に、オーナーとロボホンたち、開発チーム含めて、参加者全員で記念撮影。楽しかった9周年イベント「ロボホンスクールの参観日」は幕を閉じた。
次回は10周年。みんな元気に再会することを願って「また会いましょう♪」。
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神崎 洋治
神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。