【ドコモ調査】生成AIを学んだのはインターネット→テレビ→SNS 若年層や学生ほどSNSが多い傾向

NTTドコモ モバイル社会研究所は、2025年2月に実施した生成AI利用意識・行動調査に基づき、生成AIを学んだ方法について調査を行いその結果を発表した。
生成AIを学んだ方法は若年層ほど「SNS」を使用している傾向が明らかになり、教職員は様々な方法を利用して生成AIを学んでいる傾向が見えてきた。調査対象は全国の15~69歳の男女、有効回答数は7527。
生成AIを学んだ方法は若年層ほど「SNS」を使用している傾向
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・生成AIを学んだ経験がある人・n=3551]
生成AIを「詳しく知っている(人に説明できるレベル)」「ある程度知っている」と回答した人(n=3551)を対象に、生成AIを学んだ方法について複数回答で調査した。
全体においては、「インターネット」で64%、「テレビ」で46%、「SNS」で28%あることがわかった。
性年代別の比較においては、若年層ほど「SNS」の割合が高い傾向が見られ、特に男性10代が48%で最も高いことがわかった。また、中高年層ほど「インターネット」「テレビ」の割合が高い傾向が見られ、「インターネット」は男性60代が78%、「テレビ」は女性60代が67%で最も高いことがわかった。
生成AIを「学んだ経験がない」と回答した人も含めた割合は下記の通り。
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]
学生は「SNS」でも生成AIを学んでいる傾向
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・生成AIを学んだ経験がある人・n=3551]
次に、生成AIを学んだ方法について職業別に比較を行った。
その結果、どの職業においても「インターネット」は高い割合を示しており、高校生および専門学校生・短大生・大学生・大学院生においては「テレビ」より「SNS」のほうが高いことがわかった。
教職員は「職場内、学内の勉強会、教材」「本」「職場外、学外のセミナー、展示会」も高い割合となっていることから、様々な方法を利用して生成AIを学んでいることがわかった。
生成AIを「学んだ経験がない」と回答した人も含めた割合は下記の通り。
[調査対象:全国・15歳~69歳男女・n=7527]
尚、NTTドコモ モバイル社会研究所では今後も生成AIの技術やサービスが人々の生活や意識に与えている影響について、調査・発信していくとしている。
また、NTTドコモでは生成AIの基礎から実践的な使い方まで、初めて触れる人でも安心して学べる講座を提供している。
調査概要 ―「2025年 生成AI利用意識・行動調査」―
調査方法 | Web |
---|---|
調査対象 | 全国・15歳~69歳男女 |
有効回答数 | 7527 |
サンプリング | QUOTA SAMPLING 性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付 |
調査時期 | 2025年2月 |
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