お店で活躍するロボットを遠隔操作、未来のリモートワークを体験!日本科学未来館が夏休みの特別企画を多数発表

日本科学未来館は、夏休み期間中に、子供から大人まで楽しめる多数のイベントを開催する。中にはロボットを遠隔操作して誰もが場所や身体の制約を超えて活躍できる社会を体験したり、地球の中に眠る「タイムカプセル」を読み解いたり、人類の新たな宇宙への挑戦を体感するなど、さまざまな体験を取り揃える。

日本科学未来館のシンボル展示「ジオ・コスモス」

特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」To the Moon and Beyond

なかでもおすすめは、店舗に見立てた場所で働くサービスロボットの遠隔操作体験を通して、誰もが場所や身体の制約を超えて活躍できる、未来の働き方の可能性を探る「未来を体験! ロボット・リモートワーク」(一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)や東京大学が連携)。7月23日(水)より開催の体験型の実証実験となっている。

「未来を体験! ロボット・リモートワーク」

日本科学未来館は「この夏は、研究開発の最前線にふれて、未来を想像してみませんか」と呼びかけている。


開発中の技術をいち早く体験

現在進行形の研究や製品、サービスなどの開発に関する実証実験に参加して、そのフィードバックを、研究開発や社会実装に役立てることを目的とした「未来をつくるラボ」の活動の一端が日本科学未来館で体験できる。
夏休み期間にはロボットやAI、スマートフォンの最新技術を活用した3つ実証実験を実施する。開発中のテクノロジーをいち早く体験し、意見を研究者に寄せてみよう。


「未来を体験! ロボット・リモートワーク」

未来の社会では、店舗でのお仕事も「リモートワーク」になるかもしれない。この実証実験では、参加者自身が遠隔操作デバイスを使って、未来館にいながら別の場所にあるロボットを操作して、商品の移動やサービスの提供などにチャレンジする。
近い将来、自宅にいながら、さまざまな場所で働けるようになるかもしれない・・そんな新しい働き方の可能性を探索してみよう。


開催日時:
2025年7月23日(水)~8月7日(木)
各日10:30~16:30(30分間程度の休憩含む)
開催場所:1階 コミュニケーションロビー
対象者:小学4年生以上推奨
参加費:無料
主催:日本科学未来館、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)、東京大学
実証実験代表者:松嶋 達也氏(東京大学 大学院工学系研究科 特任助教、一般社団法人AIロボット協会 CTO)
「未来を体験! ロボット・リモートワーク」について詳しくみる
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202507234132.html


「音でつながる、人がつながる。スマートフォンが楽器になる」

多数のスマートフォンを同期させ、一つの音響空間を形成できる新開発のアプリ「空間楽器」を用いた実証実験。
音楽を受け身で聴くのではなく、自ら音を出して参加し、音楽セッションを楽しんでみよう。テクノロジーとアートの融合で、人と人のつながりを生み出し、未来のコミュニケーションの形を模索する。

開催日時:
2025年7月26日(土)
①11:40~12:10 ②13:40~14:10
③14:40~15:10 ④15:40~16:10(各回の内容は同じです)
開催場所:3階 常設展示ゾーン「コ・スタジオ」横
参加費:入館料のみ
主催:日本科学未来館、東京藝術大学
実証実験代表者:古川 聖氏(東京藝術大学 美術学部先端芸術表現科 教授)
「音でつながる、人がつながる。スマートフォンが楽器になる」について詳しくみる
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202507264125.html


「話して育てる、AI“分身”科学コミュニケーター vol.2」

未来館の科学コミュニケーター(SC)の分身となるAIアプリ「AI分身科学コミュニケーター(AISC)」を活用する実証実験の第2弾。


AISCがインストールされたスマートフォンを手に常設展示を体験しながら、AISCと科学技術に関する対話を楽しむことができる。この実証実験を通してAIに蓄積されていく多様な来館者との会話情報を科学コミュニケーター本人に共有し、互いに学び合うことで、人とAIがともに成長していく新たな仕組みをつくることを目指す。

開催日時:
2025年7月21日(月)~7月31日(木)
各日13:00~16:00(体験時間は30分~1時間程度)
開催場所:5階 常設展示ゾーン内特設ブース
参加費:入館料のみ
主催:日本科学未来館、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所
実証実験代表者:笠原 俊一氏(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー、沖縄科学技術大学院大学(OIST) 客員研究員、科学技術振興機構 さきがけ研究員)
「話して育てる、AI“分身”科学コミュニケーター vol.2」について詳しくみる
https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202507214123.html


研究開発の最前線にふれて、未来を想像してみよう

そのほか、「地球の過去を探る」「疲れとの付き合い方を考える」「宇宙探査の「いま」がわかる」「ロボット実演 ケパラン音頭」など、楽しい体験が多数、用意されている。

詳細は日本科学未来館の公式サイトを確認しよう。
https://www.miraikan.jst.go.jp/news/press/202507074137.html

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ロボスタ編集部

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