高輪ゲートシティのローソン2店舗がAIロボットを導入 飲料商品の陳列業務の自動化と遠隔操作に対応 テレイグジスタンス

Telexistence株式会社は、自社開発するAIロボット「TX GHOST」を、「TAKANAWA GATEWAY CITY」内に開店するローソン2店舗に導入すると発表した。

「GHOST」はコンビニ等の小売店舗でバックヤードにおける飲料商品の陳列業務を人に代わって行うロボット。機械学習による自動化と、遠隔操作技術を組み合わせることにより、バックヤード内での飲料補充業務を人に代わって作業する。販売量が多く、店舗スタッフへの身体的負荷が大きい低温環境での業務の自動化が実現する。


ロボットが提示するデータに基づいた店舗運営

「GHOST」による飲料品出しの自動化に加えて、同時に導入されるスマートシェルフ(デジタル在庫棚)は、従来、人の経験と勘に頼りがちだった在庫棚への飲料補充業務をデータに基づく形へと再設計する。


「GHOST」とスマートシェルフの組合せにより、売場棚と在庫棚の飲料在庫量、売場棚の棚割や欠品状況などを専用アプリを通じて可視化し、デジタルデータとして店舗運営従事者や運営本部などにリアルタイムで提示可能となる、としている。

また、POSから得られる販売実績と可視化された店内飲料在庫量のデータをもとに、欠品や過剰な発注を防ぐための最適な在庫補充本数を商品別にロボットシステムが推奨する。
これにより過剰発注・欠品・補充漏れなどを防ぎ、店舗従業員はロボットが提示する推奨補充本数に従って補充業務を行うだけで常に最適な在庫量が保たれた店舗運営が実現可能となる。
ロボット設置当日から運用が可能で、導入後に店舗側で煩雑なメンテナンス作業を行う必要もない。

TX GHOST/右:スマートシェルフ(デジタル在庫棚)


小売/物流/ヒューマノイドチームでの人材募集

Telexistenceでは現在、小売店舗の業務効率化を担う小売事業、サプライチェーンの自動化を進める物流事業、そして次世代の社会インフラとなるヒューマノイド事業の3分野で、人材を募集している。

これまでTelexistenceは、小売店舗向けのAIロボット「TX GHOST」や、物流現場向けのロボットなどを開発し、実際の現場でロボットの社会実装を進めてきた。

「私たちが目指しているのは、特定の用途にとどまらず、人とロボットが共存する社会全体を支えるシステムの構築です。小売現場のオペレーション改善、物流網の高度化、人間レベルの汎用性を備えたロボットの社会実装といった取り組みが一体となって進む今、まさにその実現フェーズに入っています。
この挑戦を共に推進する仲間として、TXはソフトウェア/ハードウェアエンジニアをはじめ、幅広い専門分野のプロフェッショナルを募集中です。実力と成果に応じ、ストックオプションを含む報酬体系と大きな裁量を提供しています。現実の変化を現場から加速させたいという意志をお持ちの方のご応募をお待ちしています。」と発信している。

■Telexistence, Remote-Controlled Robotics Innovator – Engineering Team Interview

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ロボスタ編集部

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