NVIDIAが320億パラメーターの自動運転VLAモデル「Alpamayo 2 Super」を発表、レベル4ロボタクシー開発を加速

NVIDIAが320億パラメーターの自動運転VLAモデル「Alpamayo 2 Super」を発表、レベル4ロボタクシー開発を加速

NVIDIAは2026年6月1日(月)、台湾・台北で開催されたNVIDIA GTC Taipeiにおいて、安全なレベル4ロボタクシー開発を目的としたオープンAIモデルファミリー「NVIDIA Alpamayo」を大幅に拡張すると発表した。

中核となるのは、同社史上最も強力なオープンソースのリーズニングモデルである「NVIDIA Alpamayo 2 Super」だ。従来の100億パラメーターから320億パラメーターへと3倍に拡張された視覚言語アクション(VLA)モデルであり、運転スタック全体にわたってリーズニング、計画、行動を実行する。

Alpamayo 2 Superの主な特徴

Alpamayo 2 SuperはNVIDIA Cosmos世界基盤モデルをベースに構築され、360度の全方位認識、メタアクション出力、リーズニングの自動ラベル付けと2Dグラウンディングなどの機能を備える。これまで数か月を要していたアノテーションサイクルを数日に短縮し、AV開発コストを大幅に削減する。

教師モデルとして設計されており、車載プラットフォームNVIDIA DRIVE Hyperion上で動作するNVIDIA DRIVE AGX Thor向けのコンパクトモデルへの蒸留も可能だ。なお、Alpamayoは今回COMPUTEX Best Choice Awardsの車両技術とスマートコックピット部門を受賞している。

AlpaGymとOmniDreamsで開発パイプラインを完結

同社はモデルと並行して、クローズドループ強化学習フレームワーク「NVIDIA AlpaGym」と、フォトリアルなAVシナリオを生成する生成型世界基盤モデル「NVIDIA OmniDreams」も発表した。

AlpaGymはNVIDIA AlpaSim内での連続的な意思決定サイクルを通じてモデルを訓練し、静的データセットでは見落とされがちなエラーの累積やエッジケースでの失敗を明らかにする。OmniDreamsは希少なロングテールの運転シナリオを大規模にシミュレーション可能にする。

さらに、NVIDIA Omniverse NuRecを活用したNeural Reconstructionスキルにより、実際のフリートデータをフォトリアルな3Dシーンに再構築できる。CoC Auto-Labeling PipelineはGitHub上でオープンソースとして公開される。

NVIDIAの創業者兼CEOジェンスン・フアン氏は「Alpamayoは、自動車が単に走行するだけでなく、安全にリーズニングし始めるための転換点だ」と述べた。

Alpamayoのダウンロード数はリリース以来40万回に迫っており、Alpamayo 2 Superの推論コードはGitHubで、モデルの重みはHugging Faceで今夏公開される予定だ。

《ロボスタ編集部》

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