人工知能「SENSYソムリエ」が今度はスマホで「好みのワイン」を教えてくれる

カラフル・ボード株式会社は、感性を解析するパーソナル人工知能「SENSY」を活用した、人の味覚を解析し個人の嗜好に合ったお酒をーソナルに提案する「SENSY ソムリエ」のスマートフォン用アプリをリリースした。

同アプリはスマホで陳列棚のワインを映すと、自分の好みの度合いを教えてくれて、「ワイン選びの困った」を解決してくれる。サービス開始は今秋を予定しており、ティザーサイトにメールアドレスを事前登録するとリリース時に通知がくる。

「SENSYソムリエ」ティザーサイト
https://sommelier.sensy.ai/

なお、同サービスは2016年7月より、Pepperやタブレットによるビジネス向けとして展開されており、今回のリリースにより、初めてユーザー向けにサービス提供を開始したことになる。

■ PepperSENSYソムリエ動画




「SENSY ソムリエ」とは

感性を学習する1人1台のパーソナル人工知能「SENSY」がユーザーの味覚を解析して、ソムリエのようにワインを提案するアプリ。

同社によると「ラベルのデザインで購入するワインを決める」「購入したワインについて後悔したことがある」など、ワインを購入する時に困惑した経験がある人は7割とのこと。

ワインを購入する時に困惑した経験がある→70% / ラベルのデザインで購入するワインを決める→64% / 購入したワインについて後悔したことがある→67%

人によって味の感じ方や「美味しい」の定義がそれぞれ異なることより、定量的に測定することが困難な「味覚」だが、「SENSY」の持つ「パーソナル感性分析」のアプローチを応用することで、そのユーザーがまだ飲んだことのないワインであっても、味覚を予測して提案することが可能になる。


「SENSY ソムリエ」の使い方

端末のカメラ機能やアプリ内の検索機能を使って評価したいワインを探し、5つの味の特性(甘味・酸味・苦味・渋味・余韻)について、5段階でワインを評価。最後に、自分の好みについて、好き嫌いを5星マークで評価する。



入力した評価レビューが保存されると、AIがこの情報を学習し、このワインがどれくらい「あなたの好み」に合っているか示すマッチ度を「お薦めスコア」として表示する。多くの評価レビューを登録するほどAIがより深く好みを覚えていく。




店頭ソリューション連携

スーパーや百貨店の店頭で、来店されたお客様の好みに合わせて、最適な1本を提案する小売店向け接客ソリューションと同アプリを連携させることで、店頭にあるワインの中から、自分の好みに合わせた最適な1本を見つけることも可能だ。

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ロボスタ編集部

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