シャープが「AIoTプラットフォーム」の外販強化へ
2017年10月2日、シャープが外販を進めていた「AIoTプラットフォーム」を英語・中国語にも対応させて、より一層販売を強化すると発表した。
シャープの「AIoT」とは?
AIoTとはシャープによる造語で、AI(Artificial Intelligence:人工知能)とIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を組み合わせたもの。単にモノがインターネットに接続してデータをやり取りするだけでなく、人工知能によって学習し、成長するシステムを目指しているという。
もともと、このAIoTは、家電製品やモバイル機器のために生まれた技術だという。
シャープ / AIoTとは?
「AIoTプラットフォーム」とは?
「AIoTプラットフォーム」は、シャープがRoBoHoNなどCOCORO+サービス対応家電で培ったAIoT技術を、シャープ以外の企業でもビジネス用途に使えるようにプラットフォーム化したもの。
端末レイヤー(ロボット、スマートフォン用ソフト、対話用ハードウエア)からAIoTクラウドレイヤーまで、全体をカバーすることができるシステムになっている。
活用用途としては、店頭での接客支援、電話への自動応答、営業マンへの営業サポート、工場での作業支援、スマートホームの実現など幅広いソリューションで応用できるという。
シャープ / AIoTプラットフォーム
AIoTプラットフォームさらなる強化へ
今回の発表によれば、AIoTプラットフォームに、今後需要が拡大すると予想されるインバウンド向けに英語と中国語に対応する音声対話技術を加えたという。
この機能アップを通じてさらに外販を加速させていくとのこと。
僕はこう思った:
今回の複数言語対応は商用施設などでの導入が進むきっかけになるかと思います。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。