ワールドロボットサミット(World Robot Summit)2018の「インフラ・災害対応」競技概要を公表!参加登録受付も開始

ロボットの競技と展示を行う国際的なイベント「ワールドロボットサミット(World Robot Summit)」(以下WRS)のプレ大会が来年開催される。この度、「インフラ・災害対応」カテゴリーの概要が公式ホームページに掲載され、参加登録が開始された。3つのロボット競技「プラント災害予防チャレンジ」「トンネル事故災害対応・復旧チャレンジ」「災害対応標準性能評価チャレンジ」の競技概要も明らかになっている。


「インフラ・災害対応」カテゴリーについては、2020年に名古屋で開催される本大会では実ロボットを使って競技が行われるが、2018年のプレ大会(東京)では、画面上のシュミレータロボットを使った競技となる。競技用ロボットシミュレータは「Choreonoid(コレオノイド)」が採用される。参加登録の受け付けは2017年11月8日~2018年1月15日まで。2018年1月に審査が行われ、翌2月上旬に審査結果が通知される予定だ。


WRSは、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)主催により、国内外の優れたロボット技術を持つ企業や研究機関が集結し、競技会や展示会を通してその技術を紹介するロボットの国際競演会。競技会では、ものづくりや災害対応などに関する計8種のチャレンジが行われる。



ロボットシミュレータ「Choreonoid」

「Choreonoid」は、産総研で開発されている統合ロボットシミュレータ。高機能なグラフィカルユーザインタフェースと高速、高精度なシミュレーション性能を有しており、産総研での二足歩行ヒューマノイドロボットの研究開発に活用されている。2011年からはオープンソースソフトウェアとして一般にも公開されており、国内外の多くのロボット研究開発機関で利用されている。

ロボットシミュレータ「Choreonoid」には株式会社ブイエムシーが産総研と連携して研究している物理エンジン「AGX Dynamics」(Algoryx社が開発)が使用される見込み(「トンネル事故災害対応・復旧チャレンジ」において)。「AGX Dynamics」は多くの訓練シミュレータ、エンジニアリング用途シミュレーション、大規模な粒子シミュレーションなどで活用されている。

同社では「産総研との共同研究によって、「Choreonoid(コレオノイド)」の更なるパフォーマンスと安定性の向上、及びクローラモデル、消火ホース、電源ケーブルの取り回し、物体破壊などの新しい機能の追加を進めており、様々な災害現場環境、多様な形態をもつ災害対応ロボットのコンピューター上でのシミュレーションの可能性を拡大しつつあります。これにより、従来のコンピューターシミュレーションでは再現の難しかった災害現場を、よりリアルに、より実際に近い形で再現し、WRSでの競技性の向上のみならず、同大会の目的であるロボットの研究開発並びに社会実装の進展に大きく貢献できるものと考えています。」とコメントしている。

物理エンジン「AGX Dynamics」と活用についてはロボスタが独自に取材記事を掲載しているので、詳細は記事「シミュレータの導入で開発コスト大幅減!WRSで産総研「コレオノイド」に採用された物理エンジン「AGX Dynamics」とは」を参照。

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ロボスタ編集部
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