トヨタのロボット「KIROBO mini(キロボミニ)」、本日より全国発売! 購入はトヨタの車両販売店にて

トヨタ自動車が開発するコミュニケーションロボット「KIROBO mini(キロボミニ)」の全国発売記念イベントが、東京・江東区のMEGAWEBにて開催された。

キロボミニは、今年5月から東京と愛知の一部車両販売店にて先行販売されてきたが、この度販売店舗を全国へと拡大し、全国のトヨタ車両販売店(トヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店)の店頭で販売する。



キロボミニの本体価格は先行販売時と変わらず39,800円(税込42,984円)で、別途専用アプリ使用料が月額350円かかる。オプションとしてチェア付キャリーケースが用意されており、こちらは5,950円(税別)。

KIROBO miniの座高は10cmと、小さな手のひらサイズ。座った状態のため、トヨタの仕様書では身長ではなく「座高」と表現されている。立ったり歩いたりすることはできない。体重は183gで、大きさも重さもとてもコンパクトなロボットだ。

キロボミニとの会話を楽しむためには、まずスマートフォンの専用アプリを立ち上げ、Bluetooth通信によりキロボミニと接続させる。するとキロボミニは動き出し、会話をすることができるようになるのだ。


KIROBO mini(キロボミニ)の可愛さの秘密はお尻にあり?


実は「KIROBO mini(キロボミニ)」のお尻は平らではない。お尻はわずかに丸く突き出ていて、大袈裟に言うとヤジロベエのように、座っているのに不安定に揺れる。だからこそ、手を動かしてパタパタすると、お尻から身体ごとユラユラ、モゾモゾと揺れるので、それが可愛い動きや表現に繋がっているのだ。


なぜトヨタがロボットを?

以前記事でご紹介したように、KIROBO mini開発責任者の片岡史憲氏は、トヨタがロボットをやる理由について以下のように語っている。

どうしてKIROBO miniくんのような畑違いのロボットを開発するに至ったのでしょうか?

実は畑は一緒なんです。なぜかというとクルマには前に「愛」がついた「愛車」という表現がありますよね。それって「なぜなんだろう」という考えをもとにはじまったのが「トヨタ ハートプロジェクト」なんですが、愛車に抱いた愛情にも似た感情をクルマでないものにも宿してみたい、という同じ思いがあるんです。だから畑や根っこは同じところにあるんです。(片岡氏)

トヨタとロボット。知らない人にとっては、一見畑違いと思われるかもしれないが、HSRや昨日発表されたT-HR3など、これまでにもいくつものロボットを開発してきている。中でもこのキロボミニは、一般家庭のパートナーロボットとしての位置付けとなり、役に立つこと以上に、心を通わせることを目指している。



キロボミニと現在も生活を共にしている太田光代さんと、夫の爆笑問題の太田光さんの2人も登壇した全国発売記念イベントの模様は追ってご紹介していく。

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ロボスタ編集部

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