ボストン・ダイナミクスの4足歩行ロボ「SpotMini」、器用にドアを開ける動画が公開

ボストン・ダイナミクスは4足歩行ロボット「SpotMini」が”器用に”ドアを開ける動画を公開した。

ボストン・ダイナミクスはグーグルの親会社であるアルファベット傘下にあったロボット開発会社だが、昨年ソフトバンクが買収合意に至ったとの発表を行なっている。

過去にもバク宙をする「Atlas」など、衝撃的な動画を公開してきたが、今回公開された動画には日常の中で活躍する風景が収められている。



1体の「SpotMini」がドアの前に。「ドアが閉まってる…。どうしようかな」



「おーい、新型くん、ドアを開けてくれないか」



「あ、手伝いますよー」



「じゃあ開けますよー。まずはドアノブを掴んで、くいっとひねります」



「そして引っ張って…」



「前足で支えながら、よいしょっと」



「開けるぞー!」



「通れー!」「ありがとう!」

このように、動画には新型の「SpotMini」がアームを使ってドアを開ける様子が収められている。SpotMiniの各脚は3の自由度を持っており、頭部についたロボットアームには5つの自由度がある。性能が高いロボットアームと比較すると自由度(関節)が2つほど少ないが、CEOのマーク・レイバート氏は「ロボット自身が動くことで、自由度が少なくてもあらゆる状況に対処できる」と話しており、その言葉通り、少ない自由度でありながら見事にドアを開ける様子が収められている。

ソフトバンクの買収合意を受けて、昨年11月に開催された「ソフトバンクロボットワールド」では、セキュリティ大手のセントラル警備保障、建設大手のフジタと竹中工務店の3社がボストン・ダイナミクスのロボットの活用に期待を示していた。日本国内で「SpotMini」の活躍が間近に見られる日もそう遠くはないのかもしれない。

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ロボスタ編集部

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