【速報】ソフトバンクがボストン・ダイナミクスを買収、Schaft も買収合意

ソフトバンクグループ株式会社はAlphabet Inc傘下のロボティクス分野の先駆者「Boston Dynamics」社の買収に合意したことを発表した。
ソフトバンクグループは、パラダイムシフトに関わるテクノロジーへの投資ならびにスマートロボティクスを次の段階へ推し進めるというビジョンに沿ったもの、としている。
金額や運用、今後の展開などの詳細は明らかになってない。

ダイナミックな動きで驚かせたボストン社の「Handle」
https://robotstart.info/2017/02/28/boston-dynamics-handle-2.html

ロボティクス技術の最先端をいくボストン社の二足歩行ロボット「Atlas」
https://robotstart.info/2016/05/28/news-toyota-boston_dynamics.html

ソフトバンクグループ株式会社 代表取締役社長の孫 正義氏は次のように述べている。

「今日、人間の能力では解決できない数多くの課題が存在します。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役であり、また、Boston Dynamics 創業者の Marc とそのチームは、最先端のダイナミックなロボット分野における明確なテクノロジーリーダーです。私は彼らをソフトバンクファミリーに迎え入れることができ感激しています。ロボティクス分野を発展させ、生活をより快適・安全に、またより充実させることができるような活用方法を探求し続ける Boston Dynamics をサポートしていくことを楽しみにしています」

Boston Dynamics の創業者、Chief Executive Officer の Marc Raibert氏は、次のように述べている。


「Boston Dynamics は、次世代の技術革新を創造するソフトバンクの大胆なビジョンとポジショニングの一部として参画できることをうれしく思います。また、われわれは、技術の進化は人類のためにあるべきというソフトバンクの信念を共有しています。そして、高度なロボットが活躍できる領域を広げ、よりスマートでよりつながったネットワーク社会において有用な活用方法を創造することを使命として、ソフトバンクと協力していきたいと考えています」

また、Alphabet との本取引の一環として、二足歩行ロボットを開発する日本企業の Schaft を買収することにも合意。 Schaft は、2012 年に東京大学の情報システム工学研究室で設立され、共同創設者の中西 雄飛氏、浦田 順一氏、鈴木 稔人氏、西脇 光一氏のリーダーシップのもと、継続して先駆的な実績を重ねてきた。

Schaftが開発した二足歩行ロボット。膝関節がないユニークな構造が特徴的
https://robotstart.info/2016/04/08/news-schaft_robot_nest2016.html

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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