Google傘下のスマートホーム向けデバイス開発の「NEST」が2017年5月31日に発表した室内用セキュリティカメラの「Nest Cam IQ Indoor」。これが今回ソフトウェアアップデートでGoogle Assistantが利用可能になる。
NESTのデバイスに今後Google Assistantが搭載されていくことは、2018年2月にNESTがGoogleハードウェアチーム傘下に統合された時点で既に予告されていた。
Nest / Nest Cams just got even smarter.
NEST / How to talk to the Google Assistant through your Nest products
Google Assistant対応されるデバイスはNest Cam IQ Indoorのみが対象で、Nest Cam IQ Outdoorなどの屋外製品は対象外だ。自宅の外に設置するデバイスを第三者に音声操作されてしまうことはプライバシーやセキュリティ上の問題があるから当然だろう。
また、例によってこのGoogle Assistant機能は米国のみで利用可能だ。
初期設定は簡単で、ソフトェアアップデート後、NESTのスマホアプリのホーム画面から設定、Google Assistantの追加をタップして設定を行う。設定後は「Ok Google」または「Hey Google」の呼びかけの後に指示したいことを伝えるだけで機能する。

基本的にGoogle Assistantでできることはほとんど対応しており、カメラ付き小型Google Homeといったデバイスになる。しかし、いくつかの機能は別の連携したデバイスで行うようになっている。たとえば、電話をかけたり受けたり、音楽・ポッドキャストなどのオーディオ再生はできない。その代わり、別のデバイスにストリーミングをキャストするように指示はできる。Nest Cam IQ本体内臓のスピーカーは音楽向きではないのでやむを得ない仕様だろう。
以下実際に使うシーンをイメージできる公式動画も公開されている。
Nest Cam IQ Indoorの価格は1台299ドル。2台セット購入で498ドルのところ448ドルの割引となる。
日本語版が登場すれば欲しいセキュリティカメラの一つだ。




