2018年3月14日、Google Developers Japanブログにて、Actions on Googleプラットフォームで開発されたGoogle Assistant対応アプリをより多くのユーザーに利用してもらうための開発者向けの施策が紹介された。

ユーザーに見つけてもらいやすくする「Implicit Invocation」

Implicit Invocation(暗黙的な呼び出し)は、ユーザーの問い合わせに対して、Google Asssistant対応アプリを案内するもので、アプリ名を知らないユーザーにもアプリを発見・利用してもらうことができる機能。
たとえば、ユーザーの「晩ご飯何作ろう?」というクエリに、Google AssistantはImplicit Invocation に登録された「ご飯何作ろう」などのクエリを参考に、関連性の高いアプリをユーザーにおすすめする。
設定方法は簡単で、ユーザーがGoogle Assistantに聞きそうなクエリを設定しておくだけだ。ただしアプリの機能と関係ないものは設定しても当然除外されるので、適切なものを設定したい。
ベテランユーザー向けショートカットの「Explicit Invocation」

何度もそのスキルを使うユーザー向けに、利用したいアクションを直接起動出来るようにする機能がExplicit Invocation (明示的な呼び出し)。この機能を使うと、起動直後からクエリが設定されたアクションに繋げられる。
例えば、レストラン検索アプリの場合「新宿の中華料理店調べて」など地名やジャンルの指定を含んだクエリにすると、起動直後に検索結果を提供することが可能になる。
設定方法は前述のImplicit Invocationと同様。
エラーをなくすための「Dialogflow」トレーニング機能

ユーザーがアプリを起動したとしても、ユーザーの要求を満たせないと次に使ってもらえなくなる。このため、ユーザーの入力を学習し、問題を潰して、安定したアプリの流れを構築することが重要になる。
この学習に対応するため、Dialogflowにはトレーニング機能が提供されている。この機能を使うと、エラーとなってしまったクエリを適切なインテントと紐付け、次の機会には正しく動くように学習させることが簡単にできる。
Dialogflow / Training






