【米国】NESTがドアベル、スマートロック、サーモスタットの新製品を販売開始

2018年3月15日(米国時間)、Google傘下のNestが新製品の発売を開始した。製品自体は既に発表されていたものだが、既に米国のユーザーは本日より購入または予約申込が可能になっている。


今回の新製品はビデオドアベル、スマートロック、サーモスタットの3種類だ。以下ひとつずつ見ていく。


Nest Hello

【米国】ビデオドアベル「NEST Hello」は顔を検知するとGoogle Homeに通知してくれるにて紹介した製品だが、本日より購入可能になった。

価格は229ドル、Google Homeとの相性のよい製品となっている。


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Nest / Nest Hello


Nest x Yale Lock


続いて、鍵メーカーのYale(エール)社と共同開発したスマートロック製品。こちらも本日より購入可能だ。

サテンニッケル、オイルラブドブロンズ、ポリッシュブラスの3色展開で、価格は本体249ドル。Nest Connectセットで279ドルとなっている。

リリース直後は音声制御機能を利用できないが、音声技術の導入に取り組むという。今後Google Homeでドアのロック状態を確認、ドアのロックを可能にする予定だ。なおNest x Yale Lock自体を音声制御する計画はないという。第三者にドアを開け締めされるリスクがあるからだろう。


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Nest / Nest x Yale Lock


Nest Temperature Sensor

続いて最新サーモスタットのNest Temperature Sensor。こちらは販売開始ではなく、本日より予約受付が開始となった。

家庭内に最大6つ追加できるサーモスタットとなっており、部屋ごとに設置すれば、部屋毎に最適な温度を維持できる。

価格は1つ39ドル、3つセットで99ドル(18ドルオフ)。2018年4月に出荷開始予定だ。



僕はこう思った:

NestがGoogleハードウェアチームに統合されてからの動きが活発で驚きです。

一方、ライバルのAmazonの動きも同様に活発です。今後、Amazon.comではNest製品が買えなくなる?という話もあり、またAmazonはスマートデバイスメーカーを買収または出資するなどこの領域に力を入れているのは明らかです。

音声アシスタントを軸にスマートスピーカー競争、そしてスマートデバイス競争・・・。次はどの分野で競争になるのでしょうか。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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