日産の白線引くロボット「ピッチアール」、UEFAチャンピオンズリーグ決勝で活躍

日産自動車は28日、ウクライナのキエフで開催されたUEFAチャンピオンズリーグ2017-2018シーズンの決勝戦で、新型「日産リーフ」などに搭載している自動運転支援技術「プロパイロット」の技術から発想した、自動的にサッカーのピッチに白線を引くロボット「ピッチアール」を披露した。

「ピッチアール」は、4つの車載カメラによる映像とGPSによる位置追跡、衝突防止システムを活用することで、芝生、アスファルト、砂利で覆われた路面でも、環境に優しい溶解性塗料を使ってピッチのラインを、わずか20分で引くことができる。

また、日産が独自開発した世界初の脳波測定による運転支援技術「Brain to Vehicle(B2V)」を現地に設置した特設ブースにて展示。本技術は、ドライバーの脳波を測定することで、ドライバーが次にどのようなアクションを取ろうとしているかを予測するもの。例えば、ドライバーがブレーキを踏む、ステアリングを回すなどの操作をする直前に、ドライバーの意思を把握し、ドライバーが操作を開始する0.2~0.5秒前にクルマの運転操作を開始することができる。

日産の自動運転技術「プロパイロット」は、日産が提唱している「ニッサン インテリジェント モビリティ」の主要技術。欧州日産は、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を象徴する100%電気自動車の新型「日産リーフ」を欧州で販売開始した。新型「日産リーフ」は欧州で「すでに34,000人以上のお客から支持を頂いている」と日産。欧州の新車アセスメントプログラム、NCAPの安全性評価でも5つ星を獲得しているという。

日産は、UEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサーとなって4年目を迎える。本パートナーシップは、昨年9月に、2021年シーズンまで契約が延長され、今後ともUEFAチャンピオンズリーグを支援していくとしている。

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ロボスタ編集部

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