調理ロボットのコネクテッドロボティクス、東大・松尾研発のVC「Deep30」から3千万円を資金調達

「調理ロボットサービス」を開発するコネクテッドロボティクス株式会社(東京都小金井市)は、Deep30を割当先とする増資により3,000万円の資金調達を完了したことを発表した。

「Deep30」は、日本における人工知能(AI)研究の第一人者として知られている東京大学 特任准教授 松尾豊氏の研究室からスピンアウトして設立されたベンチャーキャピタル。深層学習(ディープラーニング)の技術を活用し、世の中に変革を起こしうるシードステージのスタートアップへの投資を行っている。

コネクテッドロボティクスは、飲食店のキッチンでの調理に特化したロボットサービスの提供を行うスタートアップ。国内の外食産業の人手不足を解消すべく、ディープラーニングを活用した画像認識技術によりロボットを知能化し、キッチンで働く人々の仕事をサポートするロボットサービスの開発を進めている。

現在同社では、ディープラーニングを活用してたこ焼きの調理具合を判定し、人間のように調理することができる自動たこ焼き調理ロボットサービス「オクトシェフ」をハウステンボスにリリースするなど、すでに実店舗でも導入が進んでいる。

加えてディープラーニングの技術によってさまざまな調理スキルをロボットが実行できるよう「調理スキルのライブラリ化」の開発も進めているという。

今回の資金調達と産学連携によって、ディープラーニングの活用に適した社内リソースを整備し、計算環境の充実と技術教育やノウハウ共有の機会の充実によってディープラーニングを用いた開発を強固に促進していく。また、「ディープラーニングに強みや指向性をもった優れた技術者を積極的に採用し育成していく」としている。

コネクテッドロボティクスは、今年1月にもVCや個人投資家などから総額6300万円を調達しており、今回の資金調達を合わせて累計で9300万円の調達となった。

コネクテッドロボティクスについては、以下の記事に詳しい。

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ロボスタ編集部

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