リアルタイム車両管理「Cariot(キャリオット)」が「GPS」と「フェリカ」を搭載した通信型ドライブレコーダーに!

株式会社フレクトは8月21日、コネクテッド・カー・アプリケーションとリアルタイム車両管理を行う「Cariot(キャリオット)」と、通信型ドライブレコーダーデバイス「ER2」の機能アップデートをおこなった。「GPSトラッキング」と「FeliCaリーダー」を融合させた「ドライブレコーダー」を使い、車両管理の一元化やコスト削減、安全運行の促進などをはかるサービスとなる。


リアルタイム車両管理「Cariot」とは

同社が2016年4月より提供しているリアルタイム車両管理「Cariot(キャリオット)は「Car」(クルマ)と「IoT」を合わせた造語で生まれた。車両にデバイスを差し込むだけで、インターネット経由でクルマのさまざまな情報が取得できる。車両の一元管理、現在位置の情報、車両周辺の状況把握など、車両の情報の可視化をはかる。


そのデータを元にコンプライアンス強化や安全性の向上、コスト削減や業務効率化を行うクラウドサービスとなっている。

幅広い業界での導入数の増加を踏まえ、セールスフォース・ドットコムが提供する世界最大のビジネスアプリケーションのマーケットプレイス「Salesforce AppExchange」で公開、提供している。


■【動画】Cariot “クルマがつながる、シゴトが変わる” – 紹介アニメーション




通信型ドライブレコーダーデバイス「ER2」について

「ER2」は、LTEモジュールを搭載した通信型ドライブレコーダー端末だ。これまでそれぞれ独立して利用していた「高性能ドライブレコーダー」、「GPSトラッキング」、「FeliCaリーダー」の3つの機能をコンパクトに一体化し、高いコストパフォーマンスを可能にした。

車の情報はLTE回線網を通じ、「Cariot」サーバに連携。サーバにはGPSによる速度測位、危険運転(急加速・急減速・急ハンドル)時の位置情報や動画データなどがクラウド上にアップロードされ、「Cariot」上の走行データから地図上で把握できるようになる。

これによりタイムリーな現場の状況把握、走行記録の自動化による業務効率化や、危険運転ドライバーの運転指導ができ、安全性の向上などを実現する。なお、映像はHD画像、WDR搭載のクリアな画質で保存されるだけでなく、インカメラにも対応しており、車内の同時録画が可能となっている。

通信型ドライブレコーダーデバイス「ER2」



新機能「緊急通報ボタンによる動画送信」

今回の機能アップデートでは、「ER2」に「緊急通報ボタンによる動画送信」を追加したことで、任意のタイミングでクラウド上へ動画アップロードが可能になった。端末の緊急通報ボタンを押した瞬間を起点とし、クラウド環境に前約6秒、後約4秒の動画(インカメラ動画含む)をアップロードする。

EMGボタン

アップロードされた動画データは「ドライバーによる通報」イベントとして走行データ画面から閲覧※2することが可能。 また、「急加速」「急減速」「急ハンドル」と同様に、メールアラートの通知等をオプションで設定できるため、荷物ピックアップや所定作業完了時のエビデンス等、緊急時以外にも活用範囲を広げることができる。

走行データ画面での閲覧イメージ

同社は今後もユーザーにいつまでも満足して利用してもらえるよう、利用者の声を反映して、日々機能改善を行って行くと述べている。

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ロボスタ編集部

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