トヨタ自動車が製造工場にSLAM式AI搬送ロボットを導入 ギークプラスの「EVE500M」
2018年9月7日
By 山田 航也
株式会社ギークプラスはSLAM式AI搬送ロボット「EVE500M」をトヨタ自動車株式会社の自動車製造工場に導入したことを発表した。
SLAM式AI搬送ロボット「EVE500M」とは
一般的には今まで、工場の製造ラインに部品を供給するための自動化には、鉄製のレールやマグネットテープ、天井面にレールを這わせたAGVなどを使用するための敷設工事が必要だった。敷設してしまえば自動化に役立つが、ルートが単一化されてしまうため、ルートの変更に手間とコストがかかり、またフォークリフトや人が通れないなどの欠点があった。EVE500Mは、これらの敷設工事が不要な、人との共存が可能な搬送ロボットという。
同製品は、ロボットが周囲の状況を確認しながら最適なルートを走行する「SLAM方式」を採用することにより、工場の床面の工事をすることなく、商品、部品など様々な商品を作業者の手元まで搬送することができる。また、高性能レーザーセンサーによる障害物検知機能を搭載しているため、作業者とフォークリフトとの安全な共存が可能としている。
SLAM方式とは、レーザーセンサーにより、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うことで、従来必須だったロボット誘導用ラインが不要になり、作業工程ごとにロボットの移動経路の変更や切り換えが比較的容易なことが特徴だ。ギークプラスは「ヨタ自動車の推進する自動車製造工程における自動化に対し、更なるソリューションの提供により、同社事業の発展に貢献する」としている。
関連サイト
株式会社ギークプラス
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。
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