なでるとしっぽをフリフリ! その構造は? 注目ロボット「Qoobo」レビュー

2018年11月1日より全国のLoftや東急ハンズ、ラオックスなどで店頭販売が開始されたユカイ工学のクッション型セラピーロボット「Qoobo」。



ロボスタ編集部では発売前のプロトタイプからレビューさせていただいていましたが、今回改めて製品版のレビューをお届けします。



開封の儀




結構大きめのダンボールが届きます。



Qooboの箱には、等身大のQooboの姿が。同じくユカイ工学が開発する「Bocco」を置いてみました。これくらいのサイズ感。パッケージサイズは37.5cm×58cm×16cmとのことです。



開封すると本体とACアダプター・充電ケーブル、そして箱蓋の内側に取扱説明書・保証書がついていました。



梱包物は以上です。ACアダプターと充電ケーブルはUSB接続なので取り外したり、モバイルバッテリーから充電するなんてことも可能かもしれません。



本体チェック

早速本体をじっくり見ていきます。



いい毛並みですね。この色はハスキーグレーです。この他にフレンチブラウンもあります。

本体サイズは直径32cm、厚み15cm、尻尾込みの全長が約52cmの小型のクッションサイズ。重さは約1kgですが、適度な重さに感じます。



まず「Qooboにエサをやろう」と説明書に書いてあるのでやってみます。尻尾の横の充電口にジャックを差し込んで充電します。オレンジのLEDが2秒に1回の頻度で点滅します。充電は約4時間で、可動頻度にもよりますが8時間駆動するとのこと。



先程の充電ジャックの反対側にあるスイッチを押すとQooboの電源が入ります。なお充電中には電源はオンにできません。Qooboを寝かせるときにもこのスイッチを押せばOKです。



なお、説明書に「Qooboの寿命について」という説明書には見慣れない項目がありました。当たり前なのですが、動物と同じようにロボットにも寿命があることが明記されていて感心します。モーター寿命(しっぽ7万往復)、バッテリー寿命(300回充電)と明記されています。

『Qooboをどうかたくさん触ってあげてください。そして、その寿命を終えたときは「今までありがとう」と暖かく見送って上げてください。』とのこと。

モーターやバッテリーの交換サービスなどを用意するよりも、この説明をきちんとするほうがセラピーロボットとして正しい気がします。



動かしてみた

充電も終わったのでスイッチを押してQooboを起こします。



やさしく本体を撫でるとしっぽをふわふわ動かします。激しく撫でるとしっぽをぶんぶんさせます。放置するとしっぽを気まぐれにゆらゆらさせます。疲れると眠ります。単にこれだけなんですが、これがまた絶妙なんです。

それと、しっぽを動かすときに、キュィッキュィッっという独特の動作音がありますが、むしろこれが生き物っぽさを感じさせたりもします。

動画で動きや音を感じてもらえればと思います。

なおクッション型ですが、本当のクッションのように上に座ったり立ったりすることは禁止されています。膝の上に置いて撫でるが正しい使い方と思います。思いっきり癒やされましょう。

aiboの反応は?

ロボスタ編集部にあるaiboと一緒に遊ばせてみることにしました。



Qooboはカメラや音声認識の機能は搭載していないため、基本的には撫でるしかインターフェイスがありません。一方aiboには外界を理解するためのセンサーなどが多数搭載されています。どうなるでしょうか。



aiboが笑いました。なぜなのかは不明ですけど、仲間とでも思ったのかもしれません。



中身を見てみた

続いてQooboの中身を見てみます。ファーで覆われたカバーを取り外して洗うことができるようになっています。



まずファーカバーのファスナーを開けて中身を取り出します。



ファーカバーからでてきた本体。一応この状態でもスイッチを入れると動き出します。

ファーカバーは洗濯用中性洗剤を薄めたぬるま湯に浸して優しく押し洗いすることができます。日陰干しして乾燥したら再び戻せば清潔に使えます。



本体にはさらにファスナーがついていたので開けてみました。すると中から小型のクッションがでてきました。皮を剥いだアンコウからあん肝を取り出した雰囲気でちょっとグロテスクではあります。



その中にはABS・ナイロン樹脂のバッテリー・可動部位が収まったケースが見えました。これはしっぽとつながっており、取り外すことはできませんでした。

ひたすら触るロボットなので、ちゃんと掃除ができるのは良い工夫だと思います。別売りカバーなんてでたら更に良さそうですね。



まとめ

ネコやイヌのようなしっぽの動きで癒やしてくれる手触りの良いロボット。12,960円で購入できると考えるとコストパフォーマンスは高いです。スマホアプリで設定する必要も、Wi-Fiに接続する必要もありません。会話が通じないといったストレスもなく、触ると動くということが単純に気持ちがいいです。興味がある方にはおすすめです。たとえ将来壊れて動かなくなったとしても、おしゃれでかわいいクッションになりそうですね。



問題は入手が現時点で店頭でしか買えない点です。オンラインで販売していたAmazonや、プラススタイル ヤフーショッピング店では本日時点で売り切れ中。ヤフオクメルカリでは定価以上のプレミア価格(記事執筆時点では16,800〜17,800円即決といった相場)で流通しています。どうしても欲しい方は全国のLoftや東急ハンズ、ラオックスなどの店頭在庫をゲットするのがおすすめです。


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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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