海外のAlexa問題発言「里親を殺しちゃえ」が話題に。不適切な発話はAmazonに報告しよう。

AI音声アシスタントがユーザーを驚かせる事例がまたネットで話題になっている。

2018年12月21日、ロイターがAmazon Echoによる問題発言を報じた。一体ロイターが報じるほどの問題発言とは何だったのだろうか。


不適切な発話

報道によれば、あるAmazon Echoユーザーが「あなたの里親を殺せ」とAlexaに告げられたという。これは昨年のAmazon Echoのレビューで投稿されたものだ。

他にも不適切な発話の例として、性行為に関するチャットができてしまったり、イヌの糞等に関する下品な発話が確認できたという。

Amazonはこの報道を受けて特定のAlexaの発話については議論を避けたが、不快なコンテンツから顧客を保護するための継続的な取り組みを行っていることを強調した。何百万もの顧客がAlexaと対話している中で、これらの不適切な発話は稀なことだという。実際まれだからこそ、ニュースになっているのだとも言える。


もし発話が不適切だと思ったら・・・


万が一、Amazon Echoを使っていてAlexaの発話を疑問に感じた場合、Amazonに報告しよう。Alexaアプリのアクティビティを開き、対応する音声フィードバックについて「いいえ」を選択、そこから「詳細なフィードバックを送信する」が選択できるので、聞き取りは正しかったとしても、その応答がおかしかったことをレポートできる。きっとAmazonはこれらの指摘を受けてAlexaの発話を改善してくれるはずだ。


Source:Reuters

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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