人間の手のようなピックアップを再現するロボティックピッキング「SuperPick」(スーパーピック)日本で本格展開へ!米Soft RoboticsとGROUND

ロボットには融通性がなかった。
物流センターは多種多様な商品を扱う。また、取り扱うために高い専門性や精度が必要とされる製造現場などでのピッキングは、これまでロボットによるオートメーション化が困難とされてきた分野だ。しかし、そんな業界でも、人の手に代わる画期的なソリューションの活用が日本でも可能になっていきそうだ。


GROUND株式会社は、米国のロボティックピッキングシステムを開発・提供するSoft Robotics社(ソフト・ロボティクス)のソリューション「SuperPick」(スーパーピック)を提供する販売パートナー契約を正式に締結したことを発表した。2019年1月より本格的に同ソリューションの国内提供を開始する。


Soft Robotics社は、ハーバード大学の研究員らを中心に創業された米国発のベンチャー企業で、AIやクラウドコンピューティングおよびマテリアルサイエンスの技術を応用したピッキングソリューションの開発・提供を行っている。

■【動画】ロボティックピッキング『SuperPick(スーパーピック)』

Superpick: The Autonomous Bin Picking, Sorting and Order Fulfillment Solution


『SuperPick』について

『SuperPick』は、ソフトロボティクスが独自開発した最新ビジョン技術やアルゴリズム、特許を取得している素材などのテクノロジーを応用し、非定型な個体を人間の手のように高い精度とスピードでピッキングすることができるロボティックピッキングソリューションだ。米国では既に、食品製造業や自動車部品工場などで既に導入、活用されている。

『SuperPick』運用イメージ

同ソリューションの最大の特長は、“ハンド”と呼ばれる対象物をピックアップする部分の素材と独自開発されたビジョンシステムにより、重さ、素材、形が異なるさまざまな物を自律的に判断し、あたかも人間のように適切に掴むことができる点だと言う。

対象物をピックアップするために膨大なデータを使って事前のトレーニングを必要とする従来のロボットに比べ、「SuperPick」は、人間がさまざまな物を無意識に掴むことができるように、対象物の重心や素材、大きさを自動で判断・調整し、適切な握力で掴むことを可能とした。


【SuperPick の特長】
1、重さ、素材、形が異なる物や精度を求められるさまざまな物品をピックアップできる
米国で特許を取得している高品質な素材で作られたハンドは、-10℃〜65℃の耐熱性があり、物品の重さ、素材、形を問わずにピックアップが可能。物品を掴むハンドの素材は、最先端科学を応用し、ハーバード大学の材料科学発明によって独自開発したものを採用している。

2、ピッキングエラーが少なく、業務効率化を実現
物品のアウトラインを捉えるビジョンカメラ、独自開発されたアルゴリズム、特許を取得しているピッキングハンド部分の素材により、物品の重心や形状、重さを予測し、人の手を再現した正確でスピーディなピックアップを可能とした。

3、物の形状と掴み方などの情報を自律的に蓄積・学習することにより、生産性向上を実現
人の介在と事前のインプット情報を最小にする設計となっており、物品をピックアップするために必要な情報を自律的に蓄積・適正化し、学習することで、ピッキング作業全体の生産性の向上を実現した。


今後の展開について

両社CEOから、今回の締結に関してのコメントは以下の通り。

GROUND株式会社 代表取締役 CEO 宮田啓友氏

『SuperPick』を日本で初めて提供するパートナーとして、GROUNDが選ばれたことをとても誇りに思っています。「Intelligent Logistics(インテリジェント・ロジスティクス)」で世界の物流・流通業界に新しい価値提供を目指す私たちにとって、重要なソリューションになると確信しています。

ソフト・ロボティクス CEO CARL VAUSE氏

GROUNDとの協業を通して、ソフト・ロボティクスのソリューションを日本国内へ提供できることを嬉しく思います。宮田社長をはじめとするGROUNDメンバーの物流・流通における知見・専門性とソフト・ロボティクスのロボティックソリューションを掛け合わせることにより、これまでにない物流施設でのピッキング自動化を実現できると信じています。



同社は、同製品の初年度導入目標社数を10社としており、今後も物流・流通業界に対してテクノロジーを用いた新しい価値を創出することを目指し、AIやロボティクスを活用した「Intelligent Logistics」を提唱・推進していくと述べている。

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ロボスタ編集部
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