「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、コミュニケーションロボットなどを企画・開発・販売するユカイ工学は、家庭用のコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」を活用して、東京ガスと子育て応援サービス「まかせて!BOCCO」を2019年6月13日(木)より開始することを発表した。オーディオブックの読み聞かせや、生活リズムを整える定時発話で子育てをサポートする。
ユカイ工学および東京ガスは、2018年1月にBOCCOの無償モニターを募集し、東京ガスが選出した約100世帯にBOCCO本体と付属の振動センサや鍵センサ、部屋センサ、最新の人感センサ等を貸出す実証実験を行った(2018年3月から6月末までの期間)。その結果、特に小学校前後の子どもがいる子育て家庭において、お留守番や会話として活用事例が多く報告されたことを受け「育児サポート」を重視したサービスとして企画されたという。
具体的には子育て家庭での「お子さまの留守番時の不安」や「お子さまの生活リズムの乱れ」などの悩みを解消するため、有償の子育て応援コンテンツを配信するサービスを開始する。
「まかせて!BOCCO」はどんなサービス?
「まかせて!BOCCO」では、子育ての家庭で子どもが感じる「留守番時の不安」や子どもの「生活リズムの乱れ」などの悩みを解消するためのサービス。通常のBOCCOの機能に加え、今日のおはなし(オーディオブックの読み聞かせ)と、生活リズムサポート(定時発話による生活習慣の改善サポート)のサービスが加わっている。
今日のおはなし
今日のおはなしでは、子どもがお留守番しているときにBOOCOが「アラジンと魔法のランプ」や「はだかの王様」など人気の童話を読み聞かせてくれる。おはなしのコンテンツは、毎月1回、10作品ほど更新される。
ひとりで留守番する子どもにBOCCOが読み聞かせてくれるのでさみしくない。
生活リズムサポート
生活リズムサポートサービスでは、朝の「おはようメッセージ」と夜の「おやすみメッセージ」でお子様の生活リズムを整えるサポートを行う。メッセージは毎日変わり、配信するメッセージは、東京家政大学と東京ガスの共同研究にて作成を行う。
朝:「おはよう!今日は6月7日金曜日。朝ごはんはこれからかな?しっかり食べて、今日も元気に過ごしてね!」
夜:「こんばんは。もう歯磨きしたかな?明日に備えて、ゆっくり休んでね。おやすみなさい!」
「まかせて!BOCCO」の料金プラン
「まかせて!BOCCO」の料金体系は、BOCCO本体を持っていないユーザー向けの「新規購入プラン」と、BOCCOをすでに利用しているユーザー向けの「コンテンツ追加プラン」がある。例えば、新規購入プランの場合、BOCCO本体が17,400円と送料・手数料1,500円を合わせた料金に、子育て応援コンテンツが月額480円となる(税別)。
1.「新規購入プラン」
BOCCO本体:17,400円(税別)
※子育て応援コンテンツとセットでの本体相当価格です。
※限定300台(ただし、販売状況によっては、販売台数を拡充する可能性があります。)
子育て応援コンテンツ:月々480円(税別)
送料・手数料:1,500円(税別)
※月額払いの1年契約となります。
※契約期間内での途中解約は4,000円の違約金がかかります。
2.「コンテンツ追加プラン」
子育て応援コンテンツ:月々480円(税別)
※すでにBOCCOをご利用中の方向け
「まかせて!BOCCO」公式サイト
BOCCOってどんなロボット?
BOCCOは、スマートフォンのアプリと連動し、外出中の家族と留守番中の子どもや離れてクラス高齢の家族がBOCCOを通してメッセージのやりとりができる家族間のコミュニケーションを助ける見守りロボット。インターネット経由でスマホと音声メッセージのやりとりができ、「BOCCO」側から送った声の文字化、スマホから送った文字メッセージを「BOCCO」に読み上げさせることができる。
また、自宅内に設置したセンサ(別売り)の情報とBOCCOを連動することで、外出先からドアや鍵の開閉、部屋の温湿度や照度をスマホに通知することができる。他にも、天気予報などの知りたい情報をBOCCOアプリ内の「BOCCOチャンネル」機能を使って、BOCCOがしゃべってお知らせしてくれたり、指定時間にリマインド通知をしてくれたり、ゴミ出し日のお知らせなど様々なことが可能。