4種類の形態に変形する「知能化安全技術」搭載のfuRo「ILY-Ai」や「WHILL」事業化実験 ドコモ/千葉市/千葉大学/アイシン精機/イオンモールが共同で

NTTドコモは、千葉市と千葉大学、アイシン精機株式会社、イオンモール株式会社と共同で、街の回遊性向上につながる次世代モビリティーの社会実装をめざして、イオンモール幕張新都心内で電動小型モビリティー「ILY-Ai(アイリーエーアイ)」を使った自動運転の屋内実証実験を12月10日から開始する。なお、同実験で使用する「ILY-Ai」は千葉工大furoとアイシン精機が開発・提供するもの。
同時に海浜幕張駅周辺の屋外にて、11月9日(土)より次世代型電動車椅子「WHILL Model C」を無料で貸し出し、シェアリングサービスの需要性や利用者の回遊性を調査している。



電動小型モビリティー「ILY-Ai」

若者からアクティブシニアまであらゆる世代の生活シーンで、移動・行動をサポートする近未来の”足”として、アイシンと千葉工業大学、未来ロボット技術研究センターfuRoが企画・開発した「ILY-A」(「ILY-Ai」)は、4種類の形態に変形(トランスフォーム)させることで多種な用途に対応する、3輪構成1人乗りの電動小型モビリティ。ベビーカーとほぼ同程度の超小型サイズでありながら、ロボット技術を応用した新開発の「知能化安全技術」を搭載し、突然飛び出してくる人や障害物などを動・静止物体に関わらず認識し、自動で車体の速度を減速して制動制御する。

【動画】ILY – A


「次世代モビリティーを活用した実証実験」

同実証では、海浜幕張エリアを対象とした次世代モビリティーサービスの事業化に向け、車両技術検証やサービス検証を実施。屋内と屋外、それぞれに実験を行う。

屋内では、電動小型モビリティー「ILY-Ai」に千葉大学の大川一也准教授が研究する自律走行エンジンモジュールを搭載し、イオンモール幕張新都心内にドコモの屋内位置情報端末「Location Net」を設置することで、屋内自動運転の走行テストを実施。当日は、自動運転が可能な千葉大学モデル(1台)や手動運転となるノーマルモデル(2台)を、イオンモール幕張新都心の来店者が試乗する。同実験を通じて、広大なショッピングモール内の回遊性を向上するために、来店者が小型モビリティーを自由に乗り捨てし、無人で貸出地点に戻るユースケースの実現をめざしている。

屋外については、11月9日(土)より海浜幕張駅周辺では、株式会社ドコマップジャパンが提供する位置情報端末を取り付けた次世代型電動車椅子「WHILL Model C」を市民や観光客に無料で貸し出し、移動データやアンケートを収集して、シェアリングサービスの需要性や利用者の回遊性を調査している。

▼屋内実験 電動小型モビリティー「ILY-Ai」の自動運転

期間 2019年12月10日(火)~12日(木)
場所 イオンモール幕張新都心 グランドモール1F
実証内容 【自動運転走行】・自動運転技術の精度検証 (一般客の試乗時の自動ブレーキ発動確認、車両乗り捨て後の自動運転など)
【屋内位置測位技術実証】・Location Netによる測位精度検証
【画像認識技術実証】・人工知能によるカメラ画像解析を用いた不審物の検知

【四者の役割】

ドコモ プロジェクト全体管理、位置情報端末(DoCoMAP)の提供、 屋内位置情報端末(Location Net)の提供
アイシン精機 次世代型モビリティー(ILY-Ai)の提供
千葉大学 自律走行エンジンモジュールの提供
イオンモール 実証実験フィールドの提供

▼ 屋外実験 次世代型電動車椅子「WHILL Model C」のシェアリングサービス

期間 2019年11月28日(木)~30日(土)
※11月9日(土),10日(日) ,13日(水),14日(木),15日(金)にも実施済
場所 JR海浜幕張駅南口 / 幕張メッセ / イオンモール幕張新都心
実証内容 【需要調査】・市民や買い物客向けパーソナルモビリティーの需要調査 ・モビリティー設置場所や適正台数の検証
【課題抽出】・街中走行における環境課題の検討(駐車スペースや歩道スペースなど)





次世代モビリティで課題解決に挑む

高齢者や体が不自由な人は、歩道を中心とした屋外や施設内を移動する場合、高額な車いす を購入するなど、移動の障壁が高く、外出を諦めざるを得ない状況があった。また、高齢ドライバーを中心に自動車免許返納を検討している人にとっては、公共交通機関以外で安全で安価な移動手段を確保することが急務となっている。

千葉市では、都市の回遊性の向上やラストワンマイルの課題解決、街の賑わいの創出等を目的として、 歩道空間の走行を中心としたパーソナルモビリティと先端的な IoT 技術等を組み合わせた新たなモビリティサービスの社会実装に向けた事業化を一層加速させるため、「千葉市パーソナルモビリティ社会実 装サポート事業」を創設。民間事業者によるサービス実証や技術実証を支援しており、この度、株式会社NTTドコモが同事業を活用し、幕張新都心エリアにおいて次世代モビリティサービスの実証実験を実施することになった。


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ロボスタ編集部
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