MJIが中国企業の玩巨人と業務提携 玩具の無人販売ロッカーに行動分析AIを提供、会話ロボットの開発・販売・レンタル

AIの開発及びコミュニケーションロボットの開発・製造・販売を行う株式会社MJIは、おもちゃの小売業・レンタルプラットフォーム運営を行う中国・深センの玩巨人 科技有限公司(以下 玩巨人)と包括的業務提携を締結したことを発表した。(上の画像は玩巨人CEO 曹跃氏(左)、MJI 代表取締役 永守知博氏( 右)

MJIは、自社で開発する行動分析AIを玩巨人が展開している「おもちゃのレンタル&販売ロッカー」に導入するほか、将来的には子供向けロボットの開発と販売を行う考えだ。


包括的業務提携の主な内容

MJIは中国におけるビジネス展開を以前より検討していた。深センのベンチャー企業である玩巨人も日本のテック系ベンチャーとの協業を考えていたことから、一年前より様々な分野での協業の可能性について両社で協議を重ねてきた。
包括的業務提携の主な内容は次の二つ。

■包括的業務提携
1)玩巨人が運用するおもちゃの無人レンタルロッカーに、MJIが開発する行動分析AIを搭載。行動パターンを分析することにより、カメラ付次世代レンタルロッカーを中国全土へ拡大する際の効率的な売上向上の施策を図る。
2)中国市場向けコミュニケーションロボットの開発と販売、レンタル。

MJIはロボットの開発・製造を、玩巨人は企画および中国市場におけるチャネル展開サポートを行い、2020年内に深センで家庭用子ども向けのロボット販売を目標としている。より具体的な提携策は今後両社で協議し、両社が有する技術力、ノウハウを生かした取り組みを検討していくとしている。


おもちゃの無人ロッカーで小売とレンタルを展開

2017年に設立された玩巨人は、おもちゃの小売業、レンタルプラットフォーム「玩巨人」の運営を行っている。「玩巨人」は子どもたちのおもちゃのニーズを満たすことをはじめとし、家庭における子どもたちの要望を考慮したプラットフォーム。オンライン+オフライン(おもちゃのレンタルロッカー)を組み合わせることによって、0〜15歳の子どもたちの、食品、衣類、住宅、教育、エンターテイメントに対する高い消費者需要に結び付けている。


玩巨人は複数の不動産会社と提携しており、レンタルロッカーは現在深センで200カ所、主にタワーマンションの1階に設置されている。ロッカー1カ所あたりの収入は年間約1,000万円(広告収入等含む)で、3年以内に中国全土の15,000カ所に設置を予定しているという。

関連サイト
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ロボスタ編集部

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