本日発売の「Amazon Echo Studio」実機レビュー!Echo最上位モデルによる実力は如何に?

2019年12月5日、AmazonからEcho Studioの販売が開始された。


2インチミッドレンジスピーカー3つ、1インチツイーター1つ、低音開口部付き5.25インチウーファー1つの計5つのスピーカーが搭載され、Echoシリーズでは唯一となるDolby Atmos技術により、音に空間、明瞭性、奥行きが追加されたEchoシリーズ上位モデル。価格は24,980円だ。


Hi-Fi/3Dオーディオが特徴で、Amazon Music HDから標準的なストリーミングの2倍のビットレートを持つHD音源を楽しむことができるというもの。Amazon Music HD対応なのはこのEcho Studioだけとなる。


ロボスタ編集部では無事入手できたので、早速開封の儀と使用感をレポートしたい。




開封の儀

外箱の正面がこちら。Echo Studioのサイズは、206x175x175mm、重量は3.5kg。実際持ってみるとずしりとした重さを感じる。

外箱の裏にはAlexaの使い方とイメージ写真が掲載されている。

箱を開けると、黒いAlexaの袋に包まれてEcho Studioが入っている。

これがEcho Studio本体。

スピーカー下部には低音開口部があり、低音出力を最大化する効果がある。

スピーカー上部は左から、マイクのON/OFF、音量ダウン、音量アップ、アクションのボタン。

電源ポート部分はこちら。オーディオ入力として、3.5 mm ミニジャック・mini-opticalコンビネーションを備えている。




Echo Studioと他のEchoとのサイズ比較

左からEcho Studio、Echo Plus、Echo Dot。巨大ぶりがわかるだろうか。また上部スイッチの配置などが他のEchoファミリーとは違っていることがわかる。

左はサブウーファーのEcho Sub。Echo Studioと高さはだいたい同じ。若干直径がEcho Studioのほうが小さいが似たようなサイズ感。




Echo StudioからHD音質の音楽を実際に聴いてみた

Echo Studioは、置かれた部屋の音響特性を自動的に分析し、配置場所にかかわらず最良のサウンド出力がされるように自動でスピーカーをチューニングする。最適な音質を楽しむためには、壁から15cm離し、スピーカーの上と左右に空間を確保できる場所に配置することが推奨されている。

Echo StudioではHD音質の音楽を聴くことが出来るということで、早速聴いてみた。Alexaに「アレクサ、3D音楽をかけて」と話しかけると、HD音質対応の「Best of 3D」というプレイリストが再生される。

Echo Studioでも音声コマンドを受け付けると上部の青いリングが光るのは健在だ。

いくつかの曲を聴いてみたところ、音の細部までが再現され、奥行きを感じることができ、まるでホールで音楽を聴いているような気分となった。ボーカルは伸びのある音で、重低音もしっかりと体感することができ、音楽を楽しむことのできるスマートスピーカーというのが印象だ。

また、スピーカー音量を上げ大音量で音楽を聴いている最中でも、ウェイクワードである「Alexa」はほぼミスなく聴き取ることが出来るのは素晴らしい。

今までのスマートスピーカーの音質に満足できなかった方におすすめだ。今までのスマートスピーカーでは味わうことのできなかった音質を是非みなさまも体験してほしい。


関連サイト
Echo Studio – Amazon

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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