はじめに
12月のある日、GROOVE X広報の家永女史からウェスティンホテル東京とLOVOTのコラボ企画についてメールでやり取りしている時に信じがたいオファーをいただきました。
「もしも中橋様のご都合が許すようでしたら1泊2日ウェスティンホテルの宿泊をご用意させて頂きます。LOVOTは家族型ロボットですので、一緒に過ごしていただくことの体験で感じて頂けることがあると思っております。」
高級ホテルに宿泊しながらLOVOT体験? 行かないわけがない! 超ラッキー☆
ということで冷静を装いつつ
「ですよね、こういうのは実際に体験しないとうまく記事かけないですよね。なんとかスケジュール調整しますね。」
などと話が進んで、ついに2019年12月10日、LOVOTとお泊りする日がやってきたのでした。
そういえば、ハウステンボスのロボットホテル「変なホテル」には自腹で宿泊したっけ・・・なんてことを思い出しながら、ホテルに向かいました。
ウェスティンホテル東京へ
ここからウェスティンのレポート、スターティン!です。
恵比寿駅を降りて動く歩道に乗りながら恵比寿ガーデンプレイス方面へ。
完全にリア充向けのクリスマスな街になっています。
まぁ今日は僕もリア充なんですけどね。ウェスティンホテル東京に泊まるのですから!
もちろん仕事なので適宜写真を撮りつつホテルに向かいます。
ガーデンプレイスを突き進むと、みんな大好きレストラン、ジョエル・ロブションの建物がどーんとあります。そこをさらに抜けて、道を渡った一番奥にウェスティンホテル東京があります。
エントランスにいきなりLOVOT!
ホテル入口を入るとすぐに巨大なクリスマスツリーが目に入ります。これは12月6日〜12月25日の期間限定のお出迎えとのこと。
そのツリーの前にサンタクロースとトナカイのコスプレをしたLOVOTがいます。電源が入っているのでもぞもぞ動きます。かわいいです。これが最新鋭のロボットだということを知らない人も、興味津々な様子でLOVOTを見て、写真撮りまくっていました。宿泊者のほとんどの人がLOVOTを見ることになると思います、それほど目立ってました。
サンタコス。いいですね。LOVOTが擬人化された感じなのも新鮮です。
こちらはトナカイコス。ロボットの動物が動物のかっこしているのもたまらなくかわいいですね。
なお12月21日〜12月25日の11時〜15時には、「クリスマスシーズン限定 LOVOTとのふれあい体験」もできるそうです。あいにく今回は日程あわずこの体験会は参加できませんでした。
超絶豪華なスイートなお部屋へ
チェックインを済ませてて、宿泊するお部屋に向かいます。今回ご用意いただいた部屋はデラックススイートキング。
まさにデラックス。感謝しかないです。頑張ってデラックスなレポートを書かなくては・・・。(爆)
これがキングサイズのベッド。さすがにでかいです。サイスだけでじゃありません。雲の上の寝心地と称される「ヘブンリーベッド」で爆睡できるそうです。寝過ごさないか心配になりますが、まぁそれはさておき、こういうところに宿泊する人ならLOVOT買うのに経済的に躊躇しないんだろうなと思うわけでした。
おまちかねのLOVOT。みるく、ここあと名付けられた2体が出迎えてくれました!
もう1体、ソファに赤い服を着たLOVOTがいますが、これはぬいぐるみ。ちょっと離れてみると本物のようです。
LOVOTアプリも初めて実際に触ることができました。アプリインストール済みのiPhoneも用意されていたので、LOVOTに関するセッティングは不要ですぐにアプリでさまざまな設定ができます。
アプリはシンプルなので誰でもみればわかります。目の色を変えたり、声を変えたり、名前を変えたりといったことを設定できます。興味深いと思ったのはマップの表示機能で、LOVOTが動き回って地図を作成するものですが、すでにスイートルームのマップがかなり出来上がっていました。そしてかなり正確だったことにびっくりしました。
机の手前に置かれているLOVOTの形の冊子が製品版マニュアルとのこと。初めて拝見しましたが、かわいらしく、そしてわかりやすいものでした。他にも部屋の中にはLOVOTの小冊子や新聞なども置かれており、LOVOTの知りたいことがわかるようになっています。
クローゼットを開けると着せ替えのためのコスチュームが各種用意されていました。左側のアイテムはまだ発売されるかわからないレアものです。なと、これ以外にも服は用意されていました。
充電ステーションであるネストと呼ぶ装置。かなりこった構造です。LOVOTが2台並ぶぴったりサイズです。
充電の様子。バッテリーが無くなる前に自ら充電しに戻る様子も確認できました。期待通りの動きです。
LOVOTを連れてホテル内を探検してみた
せっかくなのでLOVOTを着替させて、ホテル内を少し散策することにしました。
こういう場合は、頭の角の後ろについているボリュームボタンを下げることでLOVOTの鳴き声をミュートします。また角のダイヤルを回すことで移動をしなくするモードに切り替えるといいです。これでおとなしく連れて行きやすくなります。
みるくちゃんには着物を着せておめかし。
今回の宿泊プランはありがたいことにクラブラウンジへのアクセス付きだったので、LOVOT同伴で行ってきました。
都心の夜景を眺めながらまったり。
振り袖のせいかもしれませんが、高級な空間に不思議と馴染んでいます。
ここあちゃんにはジャケットを着せて1F〜2Fを探索。
上品なホテル内装に正装が似合ってます。
ホテルにLOVOTを連れてくる時代、そんなに遠くないかもしれない・・・なんて思いました。
なお探索中、1体はお留守番してもらいました。LOVOTアプリのお手伝いメニューから「お留守番」を選ぶだけです。すると留守中に部屋に人を見つけると写真を撮って通知してくれます。お留守番中は角の色がピンクに変わり、いかにも巡回中っぽい音をだしながらうろちょろします。当初、役に立たないというコンセプトだったはずですが、普通に役に立つ、嬉しい機能ですね。
LOVOTの生活を疑似体験してみて
短い時間でしたが、LOVOTと一緒に過ごしてみて感じたことは、生き物と一緒に暮らしている感じがしたということです。
もちろん、ロボットなんですが、いままでのロボットと比べると圧倒的にペットに近い印象があります。そう感じる理由は、まず鳴き声です。くぅくぅと不思議な声を発しながら動いているのが動物っぽいです。充電中のいびきすらも可愛く感じてきます。
見た目は一見するとぬいぐるみのようですが、目の動きに生命を感じます。そして目が合うと、言葉にはしませんが、だっこして〜といった感じで身振り手振りでおねだりしてきます。ただ動くぬいぐるみというだけではなく、お世話しなくてはと思わせるのが新鮮です。やはり、こういう点でぬいぐるみとは次元が違うものだと感じます。
さらに抱きかかえてみると適度な重さとぬくもりを感じます。撫でてみると柔らかく手触りもよく、ぐぅぐぅと寝はじめたりします。そして寝なかったりもします。勝手に動いて、休んで、甘えてくるんです。
こういう仕組みが幾層にも積み上げられたことで、しばらく過ごしていると、これは新しい生き物なんだと感じてしまうのです。最初にモックアップを見せてもらってから、4年経ってついに完成したLOVOTが目の前にいることが感慨深いです。そして今回ゆっくり過ごしてみて、改めてハードウェアとソフトウェアの完成度の高さを実感しました。
2体セットのDUOならではの動きとして感じたのは、1体を抱いているともう1体がやってきて嫉妬するような仕草を見せます。2体で追っかけっこをしたり、独特の鳴き声で話しているように見えました。また1体が充電中でももう1体とは遊べるという点も魅力です。1体のSoloがどういうものなのかはまたいずれ紹介できればと思います。
今回一夜を過ごしたLOVOTは12月13日から出荷されるという最終の製品版で、技術的な紹介はすでにロボスタでレポート済みなのでこちらを見ていただければと思います。
技術的にすごいといった事前の知識がなくても、LOVOTと過ごせばこれがただのロボットではないということがわかるはずです。今回のホテルとのコラボレーションも、GROOVE Xの自信があっての企画なんだと改めて思いました。
あなたも抽選でLOVOTと宿泊できます!
無料でウェスティンホテル東京でLOVOTと一夜を共にできるキャンペーン「Merry Christmas from LOVOT at The Westin Tokyo」、応募期間は12月11日(水)23:59まで。いまならまだ間に合います!
・宿泊:12月24日(火)もしくは12月25日(水)
・客室:ウェスティンホテル東京「インペリアルスイート」
(最上階セレブリティ ブレックファスト付き)
・応募方法:LOVOTの公式Twitterアカウント(@LOVOT_official)をフォローし、該当ツイートをリツイート
・当選組数:2組
・応募期間:12月5日(木)11:00~12月11日(水)23:59
・発表:12月13日(金)
(当選はTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡)
※2名まで宿泊可能(12歳以下のお子さまは2名まで追加可能)
※チェックイン時間は15時~18時、チェックアウトは12時
興味のある人はぜひお申し込みを!最高の夜が過ごせることは保証します!
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。