光秀は極悪人じゃない、伝承はフェイクニュースだ 明智継承会が「みつひでAI」をリリース 明智光秀の人格・音声を再現した対話型AI

“明智光秀の子孫”と伝わる家系の人々を中心に構成される一般社団法人明智継承会は、このたび明智光秀公ゆかりの真実の歴史・伝承を保存・継承し広く一般に公開することを目的に、「みつひでAI」をWEBサービスとして正式リリースした。サービス提供開始時は約540の会話に対応する。会話シナリオは順次拡大予定だ。
サービスの利用は、WEBサイトより(記事執筆時はパスワードがかかってアクセスできない)。


明智継承会は、このAIを開発した理由を次のように語っている。


明智光秀公やその一族についての世の中の定説・通説は、敵対する勢力や江戸時代に創作された物語を現代の研究者や小説家が追認して広められたものがほとんどです。
当時の政権、およびその後の政府は、光秀を極悪人として糾弾し、今でいうところの“フェイクニュース”を積極的に世の中に広めたとも言えます。このため、明智一族の末裔と伝承された人々は何も語らずに隠れ忍ぶしかありませんでした。
そこで当会では、Personality Reverseにより「みつひでAI」を制作、明智家の真実の歴史・伝承を整理してAIによって保存・継承し、世の中に公開・普及してまいります。これにより、本能寺の変や明智光秀、ひいては戦国時代や戦国武将の実相に対する理解を広め、歴史の再発見に貢献いたします。

「みつひでAI」は、ドラマや明智光秀公に関する書籍を見て疑問に感じたことや深く知りたいと思ったことを質問すると、質問に答え、関連ドラマや書籍をより楽しめるという。これから歴史を学ぶ小・中学生など低年齢層にも利用しやすいインターフェースになっていて、スマートフォンやタブレット端末からも気軽に利用できる。
「みつひでAI」の運営、歴史の保存と継承はクラウドファンディングにより維持する予定。クラウドファンディング募集は、2020年1月中旬よりREADYFORから開始予定。

なお、このサービスは株式会社ZAIZENの提供するAIプロダクト『Personality Reverse』により制作された。

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ロボスタ編集部

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