ドコモ「新体感ライブ CONNECT」で5G時代の8KVRコンテンツ配信へ ジャニーズ「SixTONES・Snow Man」を起用

株式会社NTTドコモは、音楽イベントなどの生配信をスマホなどでマルチアングルで視聴できるサービス「新体感ライブ」の名称を1月22日に「新体感ライブ CONNECTTM」に変更、従来のメニューに「8KVR」ライブを追加、心機一転スタートすることを発表した。
また、同日の1月22日にCDデビューした、ジャニーズのユニットSixTONES(ストーンズ)・Snow Man(スノーマン)と、「新体感ライブ CONNECT」のコラボによるリアルイベントと8KVR配信を2020年3月18日(水)~20日(金)に実施することを発表した。(冒頭の写真、左(青)がSixTONES、右(オレンジ)がSnow Manのメンバーたち。中央はドコモの吉澤社長)


SixTONES・Snow Manのリアルライブを8KVRライブ配信

3月18日に、SixTONES・Snow Manが出演するリアルイベントを開催し、その様子を「新体感ライブ CONNECT」の新機能である「8KVR」ライブで生配信する。
2020年2月18日(火)に第1弾イベントを行うことが予定されていて、それに続く第2弾イベントとなる。この第2弾イベントは、5G時代を象徴する機能のひとつ「8KVRライブ」によるリアルイベントの生配信と、高臨場ライブビューイングイベントとなるため、要注目だ。

発表会ではSixTONES・Snow Manのメンバー一人ひとりが、「CDデビューを迎えた当日、これからの意気込み」を漢字ひと文字で書き表わす、などのトークショーも行われた

なお、ドコモは2020年1月23日から放映のTVCMに、SixTONES・Snow Manを起用。5G時代のエンターテインメント体験イメージを描いた内容となる。

また、23日と24日に開催されるドコモ主催のイベント「DOCOMO Open House 2020」(ドコモオープンハウス2020)では、AR空間にいるSixTONES・Snow Manのメンバーとの記念撮影がARで仮想体験できる「ARフォトブース」も用意されている(当日朝抽選)。


5Gのプレサービスから「新体感ライブ CONNECT」誕生まで

発表会にはドコモの吉澤社長が登壇。今春はじまる5Gと、その特徴を活かしたライブコンテンツを提供してきたことを紹介した。

株式会社NTTドコモ 代表取締役社長 吉澤和弘氏

ドコモは昨年9月に5Gのプレサービスの開始を発表、その特徴として「高速・大容量」「低遅延」「多接続」を掲げた。


更には、Gを見据えたサービスとして、1月よりマルチアングル、ARフィギュア、インタラクティブコミュニケーション(TIG)などのサービスの展開もはじめた。


そして「新体感ライブ」サービスを、「ファンとアーティストがつながる」「ファンとファンがつながる」という思いを込めて「新体感ライブ CONNECT」と名称変更することをこの時、発表した。


「新体感ライブ CONNECT」には3月より、新メニューとして「8KVR」ライブが追加される予定だ。「8KVR」ライブには2つのユニークな技術が取り入れられる。ひとつが複数台のカメラの映像をリアルタイムで繋ぎ合わせることで360度映像を生成する「リアルスティッチング」技術と、視聴に集中している範囲だけ高画質を維持し、視界の集中の外は解像度を落とすことで再生処理の負荷を軽減する「高効率配信技術」だ(NTTテクノクロスの技術がベースとなっている)。

そして「新体感ライブ CONNECT」のキャンペーンキャラクターをSixTONES・Snow Manが担当。3月18日に「8KVR」ライブイベントを行うことになった。



関連サイト
DOCOMO Open House 2020

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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