店内の混雑状況見える化 初期費用3,000円〜で導入できる「ATOM Cam」を開発・製造するアトムテックが発表

アトムテック株式会社は小売店、飲食店での3密(密閉・密集・密接)を防ぐため、AIにより店内の混雑状況を掲出し、入店者数を制御できるサービス「AI人数カウント」を2020年7月より開始することを発表した。詳細日程は調整中。

アトムテックの「AI人数カウント」サービスは、2,500円(税込)のスマートカメラ「ATOM Cam」と月額500円〜(プランやカメラ台数により価格は変わる)で導入することが可能。現在、プレテストを行っており、7月中旬にサービスを公開。まずは無料でサービスを提供する予定。


混雑状況をスマートフォンやタブレットに表示

「AI人数カウント」サービスはATOM Camで撮影した映像から定期的(1分〜5分)に画像をAI分析サーバーに送信し、その画像から「人」を分析・抽出し、専用アプリに結果を戻すことにより、店舗内が「密」の状態かどうかを表示するサービス。


実際のAI分析サーバー内の分析画像


実装予定機能

・人数カウントをするための画像をAIサーバーにプッシュする頻度を設定できる。
・店名を設定できる。
・現在の人数の表示/非表示を設定できる。
・警告を出す上限人数を設定できる。(設定した上限人数の80%になると警告の表示になる。)
・入店/警告/停止の場合の表示する文章を設定できる。
・店頭掲示用の専用タブレットアプリは「入店/警告/停止」の表示と設定しているカメラの選択のみができる。
・表示されているQRコードからURLを読み込むことで、ブラウザより入店数をリアルタイムで確認できる。(入店しなかったユーザーが店頭を離れても混雑状況を確認できる)




自社で製造販売するATOM Camを活用し、手頃な価格で提供

現在、新型コロナウイルスに伴う非常事態宣言が全国的に解除され、経済活動が徐々に再開し始めました。経済活動再開に伴い、もちろん小売店や飲食店等の実店舗も営業を再開している。しかしながら、依然として第二波への警戒が必要な状況であるため、個人でも「新しい生活様式」であるソーシャルディスタンスを常に意識し、周囲にも思いやりを持って接することが問われている。

その一方で、小売、飲食店の店舗は大小様々あるため、入店するまで店内の混雑具合がわからない状況が多々ある。そういった状況の中、各店舗ではスタッフにも来店客にも、安全・安心な営業を行うため、密を避ける感染拡大防止への取り組みが求められている。

「AI人数カウント」サービス自体はアトムテック以外でも実施されているサービスだが、小規模な店舗で導入するには高額な費用がかかってしまうのが実情。アトムテックは自社で製造販売しているATOM Camを活用し、手頃な価格で「AI人数カウント」サービスの提供はできないかと考え、開発を行った。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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