ロボホンが「ロボットコンシェルジュ」としてマンション全住戸に標準装備 宅配BOXや管理人からの通知、スマート機器情報などお知らせ

もしも、かわいい会話ロボットが家にいて、楽しいコミュニケーションの合間に、「宅配BOXに荷物が届いているよ」「EV点検のお知らせ」など、様々な便利なお知らせ、機器やサービス、リマインダー情報など教えてくるマンションがあったら・・

名鉄不動産株式会社、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)名古屋支店、シャープ株式会社、株式会社長谷工コミュニティは、2020年7月9日、シャープのコミュニケーションロボット「ロボホン」をマンションの全住戸に標準装備し、家族の生活をサポートするコミュニケーションプラットフォームサービスを共同で開発したことを発表した。
同サービスの第一弾として、名古屋市緑区に2020年10月下旬竣工予定の新築分譲マンション「(仮称)MMプロジェクト」全192戸に導入する。なお、同マンションは名鉄不動産株式会社、大和ハウス工業株式会社、近鉄不動産株式会社、第一交通産業株式会社の4社共同プロジェクトとなっている。

新築分譲マンション「MM プロジェクト(名古屋市緑区)」完成予想図


ロボットコンシェルジュができること

マンション管理会社・管理組合からの通知や、宅配ボックスへの荷物の受け取り通知などがあると、ロボホンが手をあげてお知らせ。問いかけると、通知内容を話してくれる。また、概算電気料金概算やマンション管理に関する簡単な質問などにも、ロボホンが回答。新型コロナウイルスなど感染症対策として、入居者と管理員等、マンション内における人と人との接触機会の低減にも貢献できる。


さらにロボホンとの対話により、エアコンや照明、テレビなどの家電製品、さらにカーテンの開閉操作(スマートカーテン「eCurtain」)にも対応可能となる。留守番中の子どもの様子をロボホンのカメラで撮影し、その映像を外出先からスマートフォンで確認する機能も搭載。なお、同サービスでは、全住戸に標準装備する高速インターネット回線「フレッツ 光ネクスト」やIPoE対応Wi-Fi ルーター、ロボホン、スマートリモコン「eRemote5」を活用する。


各社の役割

名鉄不動産 次世代住宅プロジェクトの開発およびトータルディレクション
NTT西日本グループ 「マンション向けコミュニケーションプラットフォームサービス(仮称)」の開発
※ マンション向けコミュニケーションプラットフォームサービス(仮称):マンション居住者サービスの向上に向け、共有部と専有部との連携を行い、サービス拡大させることで適時適切な情報提供、行動サポートや住空間の利便性向上を図り、ICT を活用した「ちょっと未来の暮らし」を実現するためのサービス。
シャープ コミュニケーションロボット「RoBoHoN lite」<SR-05M-Y> および関連するソフトウェアを提供
長谷工コミュニティ 同社提供のマンション専用ポータルサイト「素敵ネット」との連携
素敵ネット:入居マンション専用の情報をインターネットで発信するサービス。管理組合からのお知らせや各種サービス紹介などの他、施設予約にも対応。24時間いつでも簡単に様々なデバイス(PC、スマートフォン、ロボホン他)で利用可能。
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ロボスタ編集部

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