新規求人が軒並み減少のコロナ禍 採用ニーズの高い職種別・人材ランキング発表 理系プロの求人数トップは「開発職」

厚生労働省の「令和2年5月職業別一般職業紹介状況[実数]常用(含パート)」によると、2020年5月の新規求人数は、職業別新規求人は軒並み大幅に減少しており、全体で‐30.7%であった。トップの減少率は「運搬・清掃・包装等の職業」-40.9%、次いで「生産工程の職業」が‐39.3%だった。

このような状況の中、研究職・技術職・開発職・専門職を中心とした、理系プロフェッショナルに特化した採用プラットフォーム「転職ナビ」「SCOPE」を提供するアスタミューゼ株式会社は、2020年5月において、同社が保有する約60万件の求人票データを横断的に分析。新しいチャンスをもたらす「成長領域」と、企業が採用を積極的に進める「職種別人材」を可視化した。
具体的には、同社プラットフォームに掲載されている求人票データをもとに、成長領域136分野に該当する職種を詳細に抽出・分析し、コロナ禍にて成長しているマーケットおよび採用ニーズの高い人材の把握を行った。なお、最新技術や研究、特許情報、企業情報など世界最大級のイノベーションデータベースを活用し「2025年の成長領域136分野」「解決すべき社会課題105」を独自で定義している。



2020年5月:理系プロフェッショナルの職種別ランキング(同社調べ)

同社の調べによると、求人数トップは「開発職」で4,372件増。他職種よりに比べて、大幅増である。2位は「設計職」の2,583件だが、前月に比べると半数ほど減少している。また、「フラットパネルディスプレイ」「ファクトリーオートメーション・産業ロボット」「無線通信技術」「超小型/パーソナルモビリティ」「回路設計」が1,000件を超え増加、その他、4月に比べると「カーエレクトロニクス」「IoT技術」の2職種が上位20位にランクインした。




2020年5月厚労省発表の新規求人は、4月からさらに急激に減少

グラフを見てみると「運搬・清掃・包装等の職業」-40.9%でトップの減少率。次いで「生産工程の職業」‐39.3%、同様に「事務的職業」‐39.3%と40%近く下落した。特に5月は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の最中であり、各職業で大きな影響を受けたようだ。
専門的・技術的職業における技術者分類では、「美術家・デザイナー等」が最も減少し、前年同月比‐46.4%。また‐30%台の減少は「その他の専門的職業」‐33.0%、「医薬、薬剤師等」‐31.2%「開発技術者」‐30.5%であり、ほとんどの技術者で、前年同月を‐10%以上、割っている。



なお、これらの数値は「厚生労働省 令和2年5月職業別一般職業紹介状況[実数]常用(含パート)」の出典より同社でグラフを作成したものとなっている。



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