台湾で人気の会話ロボット「Kebbi Air」に検温ソリューションが登場 顔認識/検温/マスク着用を同時検知 再検温の機能も搭載

NUWAロボティクスJAPANはコミュニケーションロボット「Kebbi Air」(ケビーエアー)の検温ソリューションを11月1日より正式に発売を開始することを発表した。
「Kebbi Air」は台湾では教育や医療分野等を中心に数多くの導入実績があり、国内向けには2020年4月に正式発表された。


検温ソリューションを装備した「Kebbi Air」

同検温ソリューションは顔認識、検温、マスク着用検知を同時に行い、検温異常値、マスク不着用の場合はアナウンスし、管理者にメール、LINEで即時通知を行うことが可能。検温異常値の場合、赤外線センサーによる再検温をすることにより、誤診を避ける機能もある。レストラン、ショップなど、不特定多数のユーザーを検温する場合には、顔認識をせず、同時に3名程度の検温とマスクの着用チェックを行うことが可能で、検温異常時やマスク不着用時の場合、アナウンスでお知らせする。



同検温ソリューションは自社開発の検温デバイス(NUWA Ocular)と自社開発のアルゴリズム・ソフトウェアにより、安価で使いやすいUIを実現しているという。価格はオープン。


検温ソリューションの機能
1.デュアル検温システム搭載(サーマルカメラと、精度の高い赤外線センサーを搭載)

2.自動補正機能搭載(環境温度センサーと赤外線センサーによる自動補正機能)

3.顔認識機能

4.マスク着用検知機能

5.アナウンス設定機能(簡単にアナウンス内容も変更が可能)

6.再検温機能(体温が閾値を超えた場合、誤診を避けるため、自動的に赤外線センサーで再検温を行う機能あり)

7.通知機能、レポート機能(設定した条件での即時通知機能、デイリーレポート機能あり)

8.他アプリケーションとの連携機能(APIの提供)

検温ソリューションのAPIも準備されており、「Kebbi Air」にて展開が進められている受付ソリューション(介護施設、病院、幼稚園・保育園、事務所向け)などに検温機能を組み込んだり、その他、様々なソリューションに検温機能を組み込むことにより、複合的なソリューションとして「Kebbi Air」を使用することが可能。

Kebbi Airとこの検温ソリューションは、下記の一次代理店より購入が可能。
なお、同ソリューションは10月28日から30日まで、幕張メッセのAI・人工知能EXPOに出展され、各種のデモを見ることができる。

一次代理店(五十音順)

・AIロボットコミュニケーション株式会社

・株式会社QBIT Robotics

・株式会社グローバル・コミュニケーションズ

・株式会社 ケイエスワイ

・三信電気株式会社

・株式会社システムトランジスタ

・シンフォニア・プロパティ・マネージメント株式会社

・株式会社見果てぬ夢

                             

展開・準備が進む各種ソリョーション、プロジェクト

現在、多機能のコミュニケーションロボットである「Kebbi Air」を使った、各種のソリューション、プロジェクトが続々と推進中だ。

1.小児科クリニック導入済み電子カルテ連携病院受付システム
(株式会社シャンティ)

2.園児の顔認識、体温管理も含めた保育園向けソリューション
(株式会社グローバル・コミュニケーションズ)

3.高齢者向けソリューション(脳トレ、認知症チェックなど)
(株式会社グローバル・コミュニケーションズ)

4.顔認識による電気錠の開閉ソリューション
(株式会社グローバル・コミュニケーションズ)

5.英語教科書に準拠した、タッチペンと連動させる学習・教育ソリューション
(AIロボットコミュニケーション株式会社)

6.図書セルフ貸出ロボット IT導入補助金2020認定製品
(AIロボットコミュニケーション株式会社、販売:株式会社I・TECソリューションズ)

7.幼児向け絵本読み聞かせコンテンツ
(株式会社ファンネル・ドット・コム、AIロボットコミュニケーションズ)

8.アームロボットでの調理システムでのオーダー受付ソリューション
(株式会社QBIT Robotics)

9.検温機能を装備した事務所向け受付ソリューション

10.小中学校での、プログラミング、英語教育の実証実験

関連サイト
NUWAロボティクスJAPAN

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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