世界初の変形して成長するAI×IoTロボットベッド『Bexx』の実現へ Ax Robotixが2021年末の販売を目指して約1億円を資金調達

2019年4月に創業されたAx Robotixは「快眠のその先へ」をコンセプトに、人類の進歩を加速させるロボットベッドを開発するエンジニア集団。同社が開発する世界初の変形し成長するベッド『Bexx』は、新機軸の変形構造とビッグデータを活用した全く新しいタイプの寝具。横寝や仰向け寝・入眠時や熟睡時それぞれに最適と判断した形状にベットが変形することによって睡眠の質を従来の常識以上に引き上げることができる。



同社は従来、購入後劣化していくだけであったベッド(マットレス)をロボット化(自在に変形可能)にすることによって、使うほどユーザーの日々の睡眠の質、体調や体重増減などのデータを学習し最適化されていくサービスを提供。これにより、ひとりひとりの理想の睡眠を実現し、疲労回復のさらに先、人間の活力を呼び起こす眠りを目指している。



Ax Robotix株式会社は、ライフタイムベンチャーズ、インキュベイトファンドを引受先とする第三者割当増資で約1億円の資金調達を実施したことを発表した。同社は今回の資金調達により、2021年末にローンチするロボットベッド『Bexx』に必要な開発メンバーの採用を強化していく。


左、取締役 松丸 伸之氏 / 右、代表取締役社長 川村 裕一氏


変形し成長するベッドの開発背景

これまでのベッドは体重負荷により買った日から徐々に劣化が始まり、常にベストな状態を保つことは困難であるという課題があった。Ax Robotixは『もっと精力的に働きたいのにコンディションの良し悪しに振り回されて悔しい思いをしている人』を救いたいとの思いから、睡眠の質を計測するIoTセンサと専用アプリを利用し、その瞬間その瞬間に最適な形状を取り続け、毎日の睡眠の質を観測・向上させるソリューションを提供。これにより人類の進歩を牽引するために寝る人すべてのパフォーマンスを更に一段引き上げ、社会の発展に貢献する。





投資家からのコメント

インキュベイトファンド 代表パートナー 和田 圭祐 氏

人々のライフスタイルが変化し健康への意識が高まりつつある現在、人生の時間の3分の1を占める睡眠の改善は人類にとって最も大きなテーマの1つだといえます。睡眠の最適化を実現しうるAx Robotixの取り組みは同社の掲げる「ロボティクスの力で人類の進歩を加速させる」というビジョンに大きく寄与する社会的意義の大きな挑戦だと考えており、成長支援に取り組んで参ります。

ライフタイムベンチャーズ 代表パートナー 木村 亮介 氏

世界的なデスクワーカーの増加と新型コロナウィルスでの在宅時間の増加により、人間の生活に占める睡眠の重要性はますます高まっています。スマートロックAkerunの初期開発者であるロボットエンジニア川村さん率いるAx Robotixであれば、人類の進化を加速させられると思い、出資させて頂きました。これからビジョンを共有できる創業期メンバー・初期モニター・研究パートナーとの出会いを楽しみにしております

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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