Vanguard Industries株式会社は2021年1月11日から14日に完全オンラインで開催する世界最大規模のテクノロジー見本市「CES 2021」に出展し、同社が開発、製造を進めるAIペット型ロボット「MOFLIN」(もふりん)がデザイン性や機能性が極めて優れた製品・サービスに贈られる「Best of Innovation Award」(ベスト・オブ・イノベーション)賞をCES2021の“Robotics”カテゴリーにおいて受賞したことを発表した。
同社はMOFLINのクラウドファンディングを2020年夏より「Kickstarter」にて実施しており、2021年1月11日現在、世界中のユーザー1,396人から6477万円の支援を集めている。これはKickstarterのロボットカテゴリーにおいて歴代トップ10に該当する実績となる。現在は2021年春の出荷に向けて開発プロジェクトを進めており、体験型店舗「b8ta Tokyo – Yurakucho」にて「MOFLIN」を実際に体験することができる。
かわいらしい鳴き声と愛らしい仕草が特徴のAIペット型ロボット
MOFLINは柔らかく温かな毛皮と本物のいきものようなかわいらしい鳴き声と愛らしい仕草に、いつまでも可愛がっていたくなるような新しいコンセプトのAIペット型ロボット。生き物が持っている感情的な特徴や個性、成長を独自のAIによりモデル化し、生き物らしさを生み出している。各種のセンサーを知覚とした動作の組み合わせによって様々に生まれる無数の反応は状況によって変化していく。それは実際のいきものとしてペットと飼い主との関係にある一連のインタラクションであり、MOFLINとのコミュニケーションにおける接点(タッチポイント)となる。
【動画】
2016年6月に創業。産官学の連携(オープン・イノベーション)による日本版メーカーズ・ムーブメントによるインパクトの創出を目指すハードウェア・スタートアップ。新規事業を創出する独自の「ベンチャービルダー」のプラクティスにより、日本の大手企業、中小製造企業、大学等の研究機関との連携によるプロジェクトを展開している。モノづくりとクリエイティブの統合によるイノベーションの実現と日本のモノづくり産業界への貢献によるインパクトの創出をミッションとしている。
今回の出展および受賞を受けてのコメント
Vanguard Industries株式会社 代表取締役 山中聖彦 氏
Miki Nakata氏(Japanese / English Community Specialist, Kickstarter PBC)
北川卓司氏(ベータ・ジャパン合同会社 カントリーマネージャー)
CES 2021について
CESは全米民生技術協会(CTA)が主催する世界最大規模のテクノロジー見本市であり毎年1月に米国・ラスベガスで開催されている。CES 2021は2021年1月11日~14日(11日はメディアのみのアクセス、14日はカンファレンスを開催)に完全オンラインで開催される。
昨年のCES 2020では世界約160ヵ国から約18万人が訪れ、約4,600社の出展企業により20,000以上の新製品・サービスが登場した。これまで家電製品が主体であった展示会は現在は自動運転などの新たな分野や複合する領域、スタートアップが出展する世界最大のテクノロジーの祭典として発展を続けている。出展される製品・サービスについては、CTAが設定する評価基準、選定する各カテゴリーのエキスパートによる審査によってデザインや機能性が極めて優れていると評価されたものが「CES 2021 Innovation Award」として選出される。Awardにはイノベーション賞にあたる「Honoree」と最高評価にあたる「Best of Innovation」があり、受賞企業は「CES」出展企業の中でも突出した革新的な企業として評価されている。
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。