コミュニケーションロボット「Kebbi Air」が本の貸出処理を自動化 司書不足を解消する「図書セルフ貸出ソリューション」発売

株式会社I・TECソリューションズはNUWAロボティクスJAPANのコミュニケーションロボット「Kebbi Air」(ケビーエアー)を活用した「図書セルフ貸出ソリューション」を発売したことを発表した。本の貸出処理を自動化し、かつ非接触の対応も実現する。また、自動貸出機の1/7~1/4の低コストで導入できる、としている。
既に先行導入が始まっていて、導入事例の一部も発表した。


音声指示、またはディスプレイ操作で貸出処理を自動化

「図書セルフ貸出ソリューション」では貸出処理をコミュニケーションロボットへの「音声指示」、またはロボットの「タッチディスプレイ操作」で自動化。単純な業務はロボットが行うことで、業務の効率化と品質の高いレファレンスサービスの提供が可能となる。


また、今後ライナップ、オプションとして「読み聞かせ」、「推薦図書案内」を近日中にリリースし、児童の読書活動啓発を促進するサービスを充実するとともに、「書籍検索」「サーマルカメラによる健康状態確認」機能も順次リリース予定。


近日中リリース機能

・読み聞かせ機能
絵本の読み聞かせは,子どもたちの言語発達や新たな語彙の獲得に良い影響を与えることが知られていることから本の読み聞かせを日本語と英語で提供。



・推薦図書案内機能
おもしろい本に出会うことで、その本の世界に入り込みドキドキしたり、笑ったり読書によって様々な出会いを経験することができることから、その楽しさを知ってもらうために読んでほしい本をロボットが児童の興味のあるカテゴリーから選んで案内。


導入事例

・大阪樟蔭女子大学
大阪樟蔭女子大学のしょういん子育て絵本館に「図書検索」、「推薦図書案内」のロボットとして先行導入。 




・苫小牧市大成小学校
苫小牧市大成小学校の学校図書室に実証実験としてロボットを導入。司書不足の問題を解決するソリューションとして約1か月間にわたり効果等を検証中。休み時間が少ない中でも子どもたちが図書を借りる習慣をつけたり、自分で借りて返すことを学ぶ目的もある。


ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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