東日本大震災から10年、節目を迎える宮城県「ゆりあげ港朝市」をアバターロボット「newme」で歩く 現在の様子や賑わいを体験

ANAグループのavatarin株式会社は東日本大震災から10年の節目を迎える宮城県名取市の「ゆりあげ港朝市」にて、⽴命館⼤学准教授永野聡⽒および同学の研究員が参加するソーシャル・デザイン研究機構準備委員会、立命館大学産業社会学部永野ゼミ、株式会社エムエスディ、新宿和み・診療所とともに、2021年3⽉7⽇(⽇)にアバターロボット「newme」(ニューミー)とクリーンエアテックを活⽤した防災・防疫に関するリビングラボを実施することを発表した。 (リビングラボとは新しい技術やサービスの開発においてユーザーや市民も参加する共創活動、またはその活動拠点)


コロナ禍における震災復興と国際交流の新たな形を創出

「newme」はavatarinがこれまで行った実証実験の結果をもとに、社会への普及に必要な機能を備えた普及型コミュニケーションアバター。自分の分身となる「newme」に存在・意識を伝送することで、物理的な距離を越えたコミュニケーションをはじめとしたあらゆる用途で自分の分身として活用することが可能。

「newme」を活用したリビングラボでは震災から10年目の節目を迎える閖上地区にて、コロナ禍における震災復興と国際交流の新たな形の創出を目指すもの。カナダによる支援もあり復興した「ゆりあげ港朝市」の現在の様子や賑わいを、コロナ禍で現地に訪れることのできないカナダ大使館の職員や宮城県名取市出身のANA客室乗務員がアバターを通じて体感することで、復興に携わった人々の思いを知ってもらうことを目的としている。

また、クリーンエアテックを活用したリビングラボでは、株式会社エムエスディ、新宿和み・診療所とともに、「ゆりあげ港朝市」に設置したクリーンテント内にて自身で行う抗原・抗体検査のサポートを、newmeを通じて医師が実施する実証実験を行う。

アバター設置場所 ゆりあげ港朝市(宮城県名取市閖上5丁目23-20)
アバター活用日時 3月7日(日)06:00~10:00
協力企業・組織・団体 立命館大学産業社会学部永野ゼミ:復興支援と国際交流の企画・運営・実施
ソーシャル・デザイン研究機構準備委員会:リビングラボの企画・運営・実施
avatarin:アバターロボット「newme(ニューミー)」提供
株式会社エムエスディ:株式会社吉⽥⼯業とともに開発したツバメエアクリーンテント提供
新宿和み・診療所:販売・使⽤している新型コロナウイルス抗原・抗体検査キットの提供と使用方法のアドバイス

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム