日本最大級のカンファレンス「AWS Summit Online」5月に開催へ 最新のクラウド技術や導入事例、最新ソリューション等を紹介

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(以下、AWS ジャパン)は2021年5月11日(火)~5月12日(水)の2日間にわたり、最新のクラウド技術や導入事例を紹介する約150ものセッションを含む、日本最大級のカンファレンス「AWS Summit Online」を開催することを発表した。

1日目と2日目に配信される基調講演ではAWSのビジョンやサービスの優位性、ビジネスの変化に対するクラウドが果たす役割、人材育成など、幅広いテーマを取り上げる。ブレイクアウトセッションではAWSサービス最新情報、利用ユーザーよるクラウド活用事例、AWSパートナーの先進的なソリューションなど150以上のセッションが自由に視聴できる。ブレイクアウトセッションは5月11日または12日の公開日から5月31日までオンデマンドで視聴可能。基調講演は13日から31日までオンデマンドで視聴可能。

なお、学生たちが自律走行ロボットで競う「AWS ロボットデリバリーチャレンジ」の決勝ラウンドが、5月11日に「AWS Summit Online」内の「Developer Zone」で動画配信されることが案内されている。


基調講演

・5月11日(火)10時〜11時30分ライブ配信


社会全体に非連続的な変化が続く中で、テクノロジーがビジネスにもたらすインパクトはこれまでになく大きなものとなりつつある。セッションでは企業や組織が変化に対応するために必要な要素をテクノロジー、人材育成や企業文化の変革などの観点から語る。

株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役会長 南場 智子 氏
株式会社 RABO 代表取締役社長 伊豫 愉芸子 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 代表取締役社長 長崎 忠雄 氏

・5月12日(水)10時〜11時30分ライブ配信


柔軟性がこれほどまでに重要な時代はいまだかつてなかった。セッションではアプリケーション、データ、ワークロードをクラウドに移行することで、ビジネスを変革するために必要な柔軟性をどのように実現できるのか語る。

中外製薬株式会社 執行役員 デジタル・IT 統轄部門長 志済 聡子 氏
株式会社 Studio Ousia Chief scientist 山田 育矢 氏
AWS グローバル インフラストラクチャ&カスタマーサポートシニアバイスプレジデント ピーター・デサンティス氏
AWS BI & アナリティクスサービスバイスプレジデント ドロシー・リ氏



特別講演「IT 人材育成がつなぐ新たなデジタル社会」

・5月12日(水)18時30分〜19時15分ライブ配信
新型コロナウイルス感染症をきっかけに日本社会のデジタル化の立ち遅れが浮き彫りになった。新たな成長のためには業種、企業規模を問わず一層のデジタル化が求められている。こうした日本の社会構造の変化に対して、どのように解決への糸口を見出していくべきか?特別講演として「IT 人材育成がつなぐ新たなデジタル社会」をテーマに、政府や企業が考える課題とその取り組みを語る。そして、“より良い世界の実現に向けた(making the world better place)”道筋を探る。

内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 デジタル改革関連法案準備室 企画官 津脇 慈子 氏
ソニーグループ株式会社 執行役員 CIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー) 樋田 真 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 執行役員 技術統括本部長 岡嵜 禎 氏


注目の AWS セッション

すべてのセッションのタイムテーブルは公式ウェブサイトで確認することができる。
以下、セッションの一部を紹介。

5G によって実現するモビリティー革命最前線 いよいよ5Gが現実のものになる通信ネットワーク、新旧のプレイヤーが様々な開発に取り組んでいるモビリティー業界、これらの最新の技術動向、業界の取組み、市場の動きなど、各分野のエキスパートによるパネルディスカッションによって、モビリティーの未来像を伝える。

株式会社 NTT ドコモ ネットワークイノベーション研究所長 執行役員 中村 武宏 氏
日立 Astemo 株式会社 ソフトウェア事業部 主管技師長 中村 智明 氏
名古屋大学 客員准教授 野辺 継男 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 事業開発統括本部 事業開発統括本部長 佐藤 有紀子 氏

成長戦略としてのインクルージョン・ダイバーシティ 女性活躍とは、インクルージョン・ダイバーシティ、単なる数字合わせではなく、多様な発想が出来る人たちがビジネスに参加すること。SDGs、ESG に欠かすことのできない、多様な人材の育成・登用の課題やその解決方法について、世界経済フォーラム日本代表の江田麻季子氏に話を伺う。

世界経済フォーラム 日本代表 江田 麻季子 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 事業開発本部 事業開発統括本部長 佐藤 有紀子 氏

株式会社クレディセゾン 「クレディセゾンのDX戦略とクラウド活用」
金融機関におけるDXは、スピード重視で展開していくモード2領域の取り組みと、安全性重視で取り組んで行くモード1領域とを両立させていく必要がある。クレディセゾンにおけるDXの進捗の現状を具体的な事例を通じて紹介し、その中でのAWSの活用領域についても解説する。
ヤフー株式会社 「ヤフーのマーケティング事業を支える分析環境の構築と発展」
ヤフーマーケティング事業における分析環境の構築、及びこれからの分析環境について語る。30人以上の分析官が利用するオンプレミス分析環境における既存の課題とAWSへの移行、AWS 合わせた業務の再構築、データマネジメント、オンプレミス環境との共存などの課題をいかに解決してきたか、これからの事業拡大を分析基盤という側面でどう支えていくか、などを話す。
株式会社デンソー 「高度運転支援向け画像認識のための Machine Learning Production」
デンソーの高度運転支援システム向け画像認識開発チームは ML エンジニアの生産性向上や機械学習モデルに対する説明性を確保することを目的に、Amazon SageMaker をはじめとする AWS サービスを活用し機械学習開発プロセスを構築した。セッションでは環境構築によって得られた効果と実現方法、および、オンプレからクラウド移行への判断する際のクラウドエコノミクスのメリットについて、実際の事例を元に紹介する。
株式会社ドコモ・バイクシェア 「急拡大するシェアサイクルサービスの概要 〜MaaS 実現に向けた AWS活用〜」
近年、新たな移動手段として注目を浴びているシェアサイクルサービス。既存の交通機関を補完する手段として、通勤や観光など様々なシーン・エリアで利用が拡大している。公演では急拡大するシェアサイクルサービスの概要とシステムについて、ドコモ・バイクシェア社の取り組みおよび、今後のMaaS(Mobility asa Service)を見据えた展望について語る。
株式会社東京証券取引所、株式会社 QUICK、野村アセットマネジメント 株式会社 「データサービスの多様化と、オルタナティブデータ活用の最新動向」
多くの金融機関が新しい付加価値を生み出すために、データの利活用に取組んでいる。なかでも、クラウドを始めとするテクノロジーの進展により、従来コストや技術の観点で活用が難しかったオルタナティブデータに注目が集まっている。セッションではオルタナティブデータの活用に積極的な取り組みを進める3社よりその取組み内容と、その中でAWSが果たす役割についてリレー形式で紹介。ますます多様化するデータ、配信・流通手段、そして産学連携・業界横断でのデータ活用の取り組みなどについても話す。
株式会社 ミスミグループ本社 「ミスミが仕掛ける!製造業の労働生産性改革 meviy(メヴィー)〜システム開発加速の鍵はAWS〜」
昨今、日本製造業における労働生産性は下落の一途を辿っている。今後日本が対峙する未曾有の人手・時間不足の中で如何にして、労働生産性を高め、高い競争力をつけていくかが大きな課題。meviy(メヴィー)は設計者がクラウドにアップロードした3Dデータから即時見積もり、納期を回答、さらに製造までがデータのみで完結。非効率な作業が大幅に削減され、付加価値の高い時間を創出する。この画期的なサービスの基盤にAWSを採用、サービスを安定運営し、開発を加速することで、更なる利便性の向上を追究している。
東京電力エナジーパートナー 株式会社 「TEPCO が挑戦した AI × オムニチャネルコンタクトセンター -Amazon Connect 活用」
東京電力グループで小売電気事業・ガス小売事業を担う東京電力エナジーパートナーでは、コールセンターで月間100万件におよぶお問い合わせを受け付けている。東京電力エナジーパートナーは抜本的な業務変革によるコールセンターのコスト削減とCX向上を目指し、レガシーシステムからの脱却、オムニチャネル化、そしてAmazon Connectのオープンな拡張機能を活用したAIとの連携に挑戦した。大規模かつ複雑なコールセンターの変革にはいろいろなハードルがあった。どのように乗り越えていったのか紹介する。
生活協同組合コープさっぽろ 「どこから手を付ける?!レガシーシステムだらけな北の大地の生協がAWSにAll inしたら」
長年の増改築と多岐にわたる事業故にレガシーで複雑化したシステムだらけな企業で、ゼロから AWS を使うことになったらどこから何を始めるか?コープさっぽろは昨年から全てのシステムをAWSへ移行する方針を掲げ、多数のエンジニアを採用した。そんなコープさっぽろでゼロからAWS設計をした、リアーキテクティングをしたストーリーを贈る。
株式会社良品計画 「業務改革とシステム刷新、その苦労話と今後の展望」
ビジネス拡大を見据えた業務改革とシステム移行を並走中、基幹業務システムのクラウド移行を本格的に開始している。ノウハウが足りない中、苦労していることもあるが、何とか立て直しつつクラウド化したことによるメリットも出始めている。今後の事業拡大とグローバル展開を見据え、インフラ観点・アプリ観点でも採用する技術をアップデートしながら、事業を通しユーザーの役に立つ組織に変えていく。
第一三共 株式会社 「第一三共の全社データ分析基盤〜データ利活用の促進をめざしてデータレイクを構築〜」
第一三共株式会社では全社的なデータ利活用促進の一環として、AWS上にデータ分析基盤を構築し、2020年から運用を開始している。セッションでは第一三共におけるデータ分析基盤構築の目的、利用事例、それらを実現するためのソリューションの概要、製薬業界で求められるコンピュータ化システムのバリデーション(CSV)対応の考え方、今後のデータ利活用の方向性などについて紹介する。
国立がん研究センター 「アマゾン ウェブ サービス(AWS)を活用したがんゲノム解析基盤」
ゲノム情報の分析により個人レベルで最適な治療を選択するプレシジョン・メディシンが本格的に始まりつつある。こうした状況で加速度的に蓄積するゲノムデータを効率的に解析・共有するために、クラウドの利用が不可欠になりつつある。セッションではまず、ゲノム研究・医療の動向、クラウドを活用したゲノム解析の様々な事例を紹介する。次に国立がん研究センターが開発しているクラウド上でのがんゲノム解析パイプライン、AWSに配備されているパブリックゲノムデータを使った知識探索基盤などについて紹介する。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント 株式会社 「AWS Direct Connect を活用したハイブリッドネットワークを構築して開発環境を整える」
ガンホー・オンライン・エンターテイメントではデーターセンターをクロージングする前から、AWSを様々な場面で活用してきたが、その中でも社内サーバーとゲーム開発環境を如何にして最適するか考え、実現してきた。今回、昨今のリモート開発事例を踏まえながら少しだけ話す。
株式会社コーセー 「ニューノーマル時代における化粧品会社の DX 戦略への取り組み」
コロナ禍で待ったなしに迫られるシステム対応、会社を取りまく環境の変化、新たな社員の働き方についてどういう考え方で、どのように情報システム部門としてアプローチしていったか、実例を踏まえて紹介する。
ライフイズテック株式会社 「情報教育分野におけるクラウド対応の現状とこれからの情報教育プラットフォーム」
ライフイズテックは「教育×IT×エンターテイメント」で子ども達の未来を変える!をビジョンとして、中学生・高校生が参加するIT教育プログラム「Life is Tech!」(ライフイズテック)を運営する EdTech スタートアップ。「GIGA スクール構想」など急速にICT化が加速した学校向けサービスも展開し、多くの教育委員会、学校での導入が進んでいる。セッションでは「公立学校導入における対応環境とセキュリティ対策事例」「プログラミング教育とAWSの親和性」「学び方の DX による学校教育環境の変化と具体的な体験事例」を紹介する。
日産自動車株式会社 「CASEを見据えたR&DにおけるConnected DataのAWSクラウド活用事例」
自動車開発におけるビッグデータ活用事例として車両(コネクディッドカー)から取得できる高頻度かつ多種多様なデータ群をAWSクラウドとリアルタイムに接続させることで自動車エンジニアのデータ解析サイクル(Design and Development)を加速させた事例を実装したAWSの各種サービスを交えて解説し、さらにAmazon SageMaker Studio を用いたデータ分析から CI/CD のプロセスを紹介する。
鹿島建設 株式会社 「建設現場の遠隔管理をスマートに 〜建設現場のデジタルツインを実現〜
鹿島建設では生産性の向上と働き方改革の実現を目的に「鹿島スマート生産」を推進し、建設現場の遠隔管理を支援するリアルタイム現場管理システム「3D K-Field」を開発した。同システムは建設現場内の人や資機材の位置をIoTで収集し、BIMモデル上にリアルタイムに3次元表示する。現場のカメラ映像など管理に必要な諸情報も表示でき、現場事務所や本社・支店からの遠隔管理を支援する。竣工後の建物管理やスマートシティのデジタルツイン基盤での応用も期待される同システムについて、その導入事例を紹介する。
合同会社 DMM.com 「AWS 移行事例紹介 ~ DMM のデータ活用を支えるビッグデータ基盤・ML 基盤のクラウド移行~」
50以上のビジネスを展開する DMM.com でのデータ活用基盤(データレイク基盤と機械学習基盤)をAWS上に構築した事例を紹介する。データレイク基盤はオンプレ上で動いていた3000以上のJobの完全移行を実施し、よりスケーラブルな分析、データ処理、Single Source of Truth (SSoT)を実現している。機械学習基盤はArgoなどエコシステムが豊富なAmazon EKS Kubernetesを採用し、機械学習モデルの継続的なデプロイを行うことが可能なプラットフォームを実現している。
カゴメアクシス 株式会社 「カゴメが進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)の軌跡」
トップラインの拡大に向けて、トマトの会社から野菜の会社への変革を進めているカゴメにおいて、新しい商売の種になるデジタルサービス、デジタルプロセスを生み出すべく DX を推進している。データとデジタル技術を活用して競争上の優位性を確立する為に、何ができるのか?AWSと試行錯誤した事例を紹介する。
株式会社 エムティーアイ、株式会社 MG-DX、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 「先進デジタルネイティブ企業が支援する、調剤薬局のデジタルトランスフォーメーション (DX)」
新型コロナや法改正の影響を受け、調剤薬局業界ではDXが急速に進んでいる。先進的なデジタルネイティブ企業は自社の強みを活かして患者中心の薬局DXを支援している。セッションではエムティーアイがクラウド電子薬歴「Solamichi」にてAWS App Meshを導入し、数千の薬局への急激な展開に耐える高可用性をセキュアに実現した事例を紹介。サイバーエージェント子会社のMG-DXは、オンライン服薬指導「薬急便」のビデオ通話にAmazon Chime SDKを採用した事例を紹介する。
関連サイト
「AWS Summit Online」

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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