アバターロボットを開発しているugo株式会社(ユーゴー)は、アバターロボット「ugo」の新たな可能性を創造し、社会課題を解決するため「ugoオープンイノベーションプログラム」を始動し、共同パートナー企業の募集を開始することを発表した。
同社は、2019年2月に遠隔操作ロボットとしてugoを発表。ugoを約2年で警備仕様のアバターロボットとして社会実装した。この開発過程において培った社会実装のためのノウハウを多分野に応用し、ugoで社会課題の解決スピードを加速させ、イノベーションを創出したい考え。
ugoオープンイノベーションプログラム概要
同社はこれまでにも様々な施設でugoの実証実験を重ねてきたという。ugoはオフィスや工場、プラントなどの人が行動をする施設内でも走行(移動)することができる。また、アームを用いてメーターを確認したり、ドアの施錠の確認、簡単な機械の操作、エレベーターのボタンを押し、自動で乗り込んで行先フロアを指定することもできる。
これらugoの能力を用いて、新たなサービスを共創するパートナー企業を募集していく。
募集テーマは「点検」と「配送」
点検
工場、プラントや倉庫などの各種施設にての見回り・点検業務を、人に変わってロボットで行い業務の遠隔化に挑戦。実証実験等を行う共同パートナー企業を募集。
配送
ラストワンマイル配送や、館内配送の問題をロボットで解決し、新しい配送のカタチを実現を目指す。実証実験等を行う共同パートナー企業を募集。
募集の詳細は下記URLのホームページで案内されている。
ugoオープンイノベーションプログラム WEBサイト
https://ugo.plus/open-innovation
次世代型アバターロボット「ugo(ユーゴー)」とは
「ugo」は2本のロボットアームや、身長の調整機能を持ち、遠隔からの操作で様々な業務を行うことができるアバターロボット(テレプレゼンスロボット)。
AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モード(自律行動)も可能となっている。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボットの双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボット。
2021年より警備ソリューションとして商用化を開始。警備立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、コスト削減や、人と人との接触機会を減らし感染症などへの感染リスクを低減する、としている。
「ugo」関連記事
この記事を読んだ人におすすめ
- 日立とugo 自律走行する業務DXロボットで工場の巡回点検を自動化、今年度中に提供開始 AI解析で全体最適化も 実演デモを公開
- 【速報】GMOがAI・ロボット事業に本格参入、GMO AIRを設立 ヒューマノイドや多脚型ロボットにも注力!ロボットたち大集合でデモ披露
- ugo × ラピュタロボティクス × 人機一体が合同トークイベントを大阪で開催 オンラインでも聴講可能
- 工場の巡回点検を業務DXロボットで自動化、最前線を日立とugoに聞く 工場が抱える課題/ugoの採用理由/生成AIをどう活用する?
- NTT西日本グループとugo ビル管理業務をDX化する「ロボメンおまかせビルパック」を提供開始
- 警備ロボットugoと行動認識AIのアジラが連携 両社の弱点をカバー、警備のさらなる自動化・省人化、安全性向上へ
- ugoとLiLzが業務提携を発表 点検ロボットと点検AIサービスが連携し、アナログメーターの値を自動で数値データ化
- 「ugo Pro」が画像解析AIロボット「べんけーくん」に変身 図書館で自律的に移動しながら蔵書を点検 岩手県平泉町
- ヒューマノイドや巨大な汎用人型重機、自動搬送ロボ、犬型軍用ロボなど多数展示 GMO AIRのビジョンや狙いを内田社長に聞く
- 点検作業を効率化するAI搭載ロボット「ugo mini 」製品版を受注開始 発売記念の1ヶ月無料キャンペーン実施